■『紅白』はスノストには是が非でも出て欲しい

 一方、近年、ジャニーズのグループでトップクラスの活躍を見せているSnow Manはエイベックス系のMENT RECORDING、SixTONESはソニー・ミュージックレーベルズ、King&Princeはユニバーサルミュージックにそれぞれ所属している。

「そのため、この3組が『紅白』に出場する可能性はゼロではないと言われています。3組のCD売り上げはジャニーズのグループでも突出していますからね。

 ただ、キンプリは今年5月22日に平野紫耀さん(26)、神宮寺勇太さん(25)、岸優太さん(27)の脱退があった。一方でスノストはそういった騒動もなく安定感がある。まさに人気は絶頂で、両グループは明るくて好感度も高いですからね。『紅白』サイドも、スノストには是が非でも出演して欲しいと思っている、と言われていますね」(前出のレコード会社関係者)

 紅白出場歌手の選考基準の1つとして「その年の活躍ぶり」がある。Snow Manは9月6日発売の最新シングル『Dangerholic』が初週86.9万枚を売り上げ、9月12日発表の「オリコン週間シングルランキング」で初登場1位を獲得。男性アーティスト史上初となる8作連続初週売上50万枚超えを記録している。

※画像は「Snow Man/MENT RECORDING」の公式X(ツイッター)『@SN__20200122』より

 また、今年3月公開の映画『わたしの幸せな結婚』、7月クールの連続ドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)でそれぞれ初単独主演を飾った目黒蓮(26)を筆頭にグループ全員が活躍していて、出場資格は十分だ。

 SixTONESも売り上げこそSnowManに負けるが、森本慎太郎(26)がキンプリの高橋海人(24)とダブル主演を務めた4月クールのドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)の主題歌『こっから』が『ザテレビジョンドラマアカデミー賞』のドラマソング賞に選ばれたりと、やはり大活躍している。

「もちろん、ジャニーズに大逆風が吹く現在の状況的に見れば厳しいし、レコード会社が違っていても、結局は“ジャニーズ所属のアーティスト”であることは違いない。かなり強引な線引き、理論武装ではありますが、『ジェイストーム』所属アーティストは出さない、という一線を引くことで、なんとかスノストを出場させ、過去最低視聴率だけは回避したいのではないか、と言われています」(前同)

 10月2日の会見後も、年末までに収束する気がしないジャニーズ事務所の大騒動。この未曽有の事態に、果たして『紅白』はどうなる――。