東京でも有数の繁華街・池袋。そんな街の一角に9月24日に開店した一軒の飲食店が、経済界で大きな話題を集めている。その名も「Cotti Coffee(庫迪珈琲)」だ。この聞き慣れない名前に覚えがある方は、かなりの中国通と言ってよいだろう。中国事情に詳しい全国紙経済部記者が明かす。

「中国は現在、カフェブーム。チェーン店がしのぎを削り、まさに群雄割拠状態です。2018年1月に北京で1号店をオープンし、今や全土で1万店舗以上を出店するラッキンコーヒーを筆頭に、1999年の中国市場参入以来、高い人気を得てきたスターバックスが6500店舗超えで続く。

“Cotti Coffee”は22年10月に中国・福建省に1号店をオープン。すると雨後の筍のように店舗数は急増。23年8月には5000店舗にまで到達しました。そんな急成長企業が日本上陸とあって、飲食店業界では今、熱い視線が注がれています」