■「ジュリーさんも被害者なのかもしれんね」と同情論も出ているが……

 手紙の内容を受けて2日、ジャーナリストの江川紹子氏(65)がX(ツイッター)を更新して次のように綴った。

《すさまじい母親の支配。それでも「優しい面もあった」というジュリー氏も、虐待の被害者では》

※画像は江川紹子氏の公式X(ツイッター)『@amneris84』より

 芸能プロ関係者はこう話す。

「SNSにも《ジュリーさんも被害者なのかもしれんね》など、一部で同情論が沸き上がっていますよね。たしかに、ジュリー氏もあまりにも苛烈な母・メリー氏の被害者だったという側面はありそうです。ただし、芸能界からは“ジュリー氏への同情論”には強い違和感の声も出ているんです。

『文春』などで報じられていますが、ジャニー氏、メリー氏、ジュリー氏の年収はそれぞれ10億円は下らなかったといいますし、ジュリー氏が社長に就任してからはさらに増額したのではないでしょうか。

 ジャニーズ事務所以外の複数の関連会社の代表取締役社長も務めていますし、そんな莫大な報酬を何年間も得ていて、何の権限もなかった、彼女も被害者だった――では通らないと芸能関係者の間では話がされています。

 加えて、道枝駿佑さん(21)をはじめ、なにわ男子などをゴリ押しするなど、ジュリー氏のお気に入り、いわゆる“ジュリニ”があったのも明らかですからね」

■平野紫耀の面談ドタキャン連発でキンプリは崩壊へ

 ジュリー氏がなにわ男子を推していたとされる一方、彼女と対立していたと報じられたのが元King&Prince平野紫耀(26)、神宮寺勇太(25)、岸優太(27)だった。

 2022年11月の『週刊文春』(文藝春秋)によると、ジャニー氏の悲願だった海外進出を実現しようと奔走していたのが前述の3人だったが、海外での活動について取り合ってくれないジュリー氏に不満を持っていたという。

 平野は2022年の初め頃からジュリー氏に想いを伝えるため、何度も面談を申し込んでいたが、ジュリー氏のドタキャンが相次ぎ、途中からは5人で来るように言われ、メンバー5人で会いに行こうとしたものの、それでもドタキャンが続いたとされる。

 ようやく5人とジュリー氏の面談が叶ったのはその年の9月頃。しかし、その席でもジュリー氏はメンバーの話をまともに聞こうとしなかったと『週刊文春』では伝えていた。

 同誌ではさらに、ジャニーズの若手グループでもトップクラスの活躍をしてきたキンプリだったが、稼働や人気に見合うような待遇ではなかったことに不満を抱いていたともいい、シャネルやエルメスなどの高級ブランドを愛用し、宝石だらけの指輪を身に着けたジュリー氏を見て、普段はあまり感情を出さない岸も「あれはないわ」と憤っていたとも報じていた。

「当時、ジャニーズ事務所はこの記事を受けて裁判を起こすなど、一部の内容を否定していますが、結果的に平野さんたちはグループから脱退し、退所。キンプリは崩壊してしまいました」(前同)