■KinKi Kidsは「白波瀬派」
10月2日、ジャニーズ事務所は都内で再び会見を実施。東山や井ノ原らが登壇し、再発防止策や「SMILE-UP.(スマイルアップ)」への社名変更、同社に所属するタレントとエージェント契約を結ぶ新会社設立方針などについて説明した。
芸能プロ関係者は言う。
「そもそもキンキは、TOKIOやV6、嵐、関ジャニ∞など、ジュリー氏が率いる本流の“ジュリー派”でも、元SMAPチーフマネージャーのI氏が率いた“I氏派”でもなく、CDデビュー前はジャニー氏の寵愛を受け、デビュー後は最近になってよく名前が公に出るようになった元副社長の白波瀬傑(しらはせ・すぐる)氏が預かっていた、いわば“白波瀬派”だったんです」
キンキは2022年にデビュー25周年を迎え、名前だけ残っている少年隊を除けばジャニーズに所属するグループとしては長男格となった。
「古くから活躍し、今でもトップグループの1つですが事務所内では非主流派なんです。昨年10月には井ノ原さんがジャニーズアイランドの社長になり、新会社でも副社長に就くことになった。さらに、事務所の中心メンバーとしてTOKIOの国分太一さん(49)の名前もよく出てきますが、キンキはそういう路線ではないということ。
光一さんも後輩グループのコンサートや舞台の演出を担当していますが、彼は幹部にはならない、というか本流ではないこともあって“なれない”そうです。ジャニーズ所属のタレントは新会社とエージェント契約を結ぶという話が進んでいますが、キンキは枠外にいるような存在なんです」(前同)
■『TOKIOカケル』でも垣間見せた“亜流キンキ”の複雑胸中
前述の『日経エンタテインメント!』でも光一は「自分たちの知らないところで多くの物事がどんどん動いていき、複雑化している印象」と語っている。
そんな光一は、9月20日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)にゲスト出演。東京・渋谷に建ったジャニーズの新事務所ビルについて「それでちょっと思ったのが、30年ぐらいやってきて、その一角分ぐらいはたぶん稼いできたんじゃないか……」と冗談交じりにコメント。
これに国分が「小せぇこと言うなよ。小せぇよ。小せぇわ」と突っ込みを入れ、松岡昌宏(46)も「こいつね、よくそれ言うのよ。こいつ、事務所が変わったときもさ、“松岡くん、でもここの柱2~3本分ぐらい、たぶん俺たちのギャラっすよね”って」と話していたとも暴露されていた。
「亜流ながら“自分たちも頑張ってきた、俺らの思いは上層部に届いているのかな?”という光一さんなりの思いがうかがえるような発言でもありました」(同)