■『紅白』出場は絶望的――

『ジェイ・ストーム』は、2001年当時に人気が低迷していたをプッシュするために、ジュリー氏が立ち上げたレーベル。後にジャニーズ専門レーベルとなり、多くのグループが所属するようになった。

 10月2日に開かれた会見では井ノ原快彦(46)がジュリー氏のメッセージを代読したが、『ジェイ・ストーム』ほか「全ての関連会社から代表を降ります」と発表されている。

井ノ原快彦と東山紀之新社長

「“ジャニーズNG”の空気がテレビ各局でも強まるなかでも“ジュリニ”への風当たりは特に強い。

 NHKが9月27日に開いた定例会見で稲葉延雄会長は『紅白歌合戦』も込みで“現時点でジャニーズタレントの新規契約を行なわない”と明言していますが、この話には裏があるとも言われているんです」(前出の制作会社関係者)

『紅白』サイドは、本音としては若い世代からも視聴率が取れるジャニーズを起用したい――そう考えていると言われている。

「『紅白』出場を巡っては、NHKの『紅白』の担当者とレコード会社が交渉を持ちますから、『紅白』サイドがジャニーズ事務所が直接交渉をするわけではない、という抜け道を使って、ジャニーズの起用を画策しているといいます。

 しかし、ジュリー氏の『ジェイ・ストーム』に所属するアーティストの出場は、結局ジャニーズの関連会社と交渉することになるから“絶対にない”と言われています。そこで線引きをしているわけです。逆に、レコード会社が『ジェイ・ストーム』ではなく、圧倒的な人気と実績を誇るSnow Manには、何が何でも出演して欲しいと聞こえてきています」(前同)

 熱愛騒動でCDの売上枚数が激減。ドラマの仕事はジャニー氏の影響で今後が危うく、“ジュリニ”であるがゆえに『紅白』出場はより絶望的――なにわ男子は、まさに八方ふさがりになっている。

「『マイ・セカンド・アオハル』が大ヒット、めちゃくちゃ高い視聴率を取れば、“ジャニーズだけど起用するメリットはある”とテレビ局も判断するし、ドラマのヒットとともに大きな話題になれば主題歌も売れるでしょう。『ジェイ・ストーム』所属でもジュリー氏はまもなく退任しますから、来年以降は状況次第では『紅白』に出られるかもしれない。

 やはり、そうした現在の状況を考えると、なにわ男子、そして道枝さんにとって、『マイ・セカンド・アオハル』は“天王山”と言えるドラマになりそうです」(同)

『マイ・セカンド・アオハル』の主題歌『I wish』について、「メンバーにとっても思わず口ずさんでしまうくらい好きな曲だと思うので、どのような反応をいただけるかみんな楽しみにしています」と話す道枝。本作が、なにわ男子の転換期になるとよいのだろうが――。