■満を持しての米倉出陣のつもりが落とし穴が……

 ところが、蓋を開ければ映画『新聞記者』は、日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞するなど賞レースを席捲。主演を務めた松坂桃李(34)とシムも最優秀主演男優賞と女優賞をそれぞれ受賞した。それを受けてか、Netflixでドラマ化が決まった際に米倉は出演を快諾。しかし、配信前から雲行きは怪しくなっていた。

※画像は『Netflix Japan』の公式インスタグラム『@netflixjp』より

「作品で描かれる学校法人・森友学園をめぐる財務省の決裁文書改竄問題で、自殺した近畿財務局の元職員の遺族の意向を無視して、ドラマ化が進められていることが22年1月27日発売号の『週刊文春』(文藝春秋)による報道で明らかに。

 そのため、遺族役を演じる予定だった小泉今日子(57)が降板するなど、トラブル続きでした。何とか配信にはこぎつけたものの、遺族とのトラブルが表面化したこともあり、ドラマ版の評判はあまり良くなかったですね」(前出のスポーツ紙記者)