「実は、番組は打ち切りの危機に瀕していたんですが、ひとまずは持ち直しました。当初の想定と違う方面での人気回復ではありますが……」

 制作会社関係者がそう話すのは、櫻井翔(41)の冠バラエティ番組『全国ご当地ニュースバラエティー SHOWチャンネル』(日本テレビ系)のこと。

 嵐の活動休止に伴い、2021年1月16日に『嵐にしやがれ』と入れ替わる形で、当初『1億3000万人のSHOWチャンネル』としてスタートした『SHOWチャンネル』だが、なんと打ち切りの危機にあったというのだ。

「初回視聴率は世帯13.0%、個人8.1%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)を記録していたのが、2年後の現在、2023年1月14日放送回は世帯6.5%、個人4.3%と、およそ半分にまで数字を落としてしまったんです。2022年9月に『全国ご当地ニュースバラエティー SHOWチャンネル』と番組名を変え、内容とセットをリニューアルしましたが奏功はせず……。

“嵐”のブランドや、キャスターを務めている『news zero』など他の日テレ番組と関係の深い櫻井さんだからなんとか続いていますが、最近の数字では他のタレントなら100%打ち切りになっていた、と局内では言われていますね」(前同)

 そんな『SHOWチャンネル』だったが、ここにきて視聴率が回復傾向にあるというのだ。

「1月28日放送の『SHOWチャンネル』は世帯8.4%、個人5.5%を記録。しかも、業界が最重視している“13~49歳”に的を絞ったコア視聴率も5.2%とかなりの高水準。14日からわずか2週間でここまで数字を伸ばした要因は、やはりドラマの影響でしょうね」(同)

『SHOWチャンネル』放送後の22時枠では、櫻井主演の連続ドラマ『大病院占拠』が1月14日にスタート。第1話の平均視聴率は世帯7.2%、個人4.3%。第3話(28日放送)でも世帯7.4%、個人4.7%と記録を更新している。