■「雑爆発」「意味不明予告」で終盤バカ受けだった第3話
1月28日の第3話はCGが少なく、ツッコミどころも減少したものの、
・至近距離の爆発に武蔵(櫻井)が吹き飛ばされるが無傷
・次回予告は「モニター越しに現場を観ている」という演出が分かりづらいせいで「武装集団が機動隊相手にマシンガンを乱射しているが、アングルが遠目の定点カメラのせいでまったく迫力がない」というシュールな映像と化している。しかも銃の動きが素人目に分かるレベルで適当
と終盤に連続で“ネタ提供”が行なわれた結果、
《なんだこの予告wwシュールすぎるwwww主人公の口癖「嘘だろ」が出るのも分かる》
《炎上マーケティングなのか逆に…ここまでずさんだと逆におもろいギャグドラマやで…》
《爆発受けるところが引きなのに、次回予告であっさり生存明かすのめちゃくちゃ面白いな。制作側も視聴者側も武蔵が不死身なの前提で話を進めている》
と、やはりSNSは大盛りだった。
「櫻井さん演じる主人公が異常にタフであるのはともかく、他の場面はCGのクオリティや演出の質が高ければ、至極真っ当なシーンが多い。
創作界隈で有名な“シリアスな笑い”という言葉があります。登場人物はもちろん、制作陣もふざけておらず真剣なシーンとして描写したはずなのに、結果的に妙に笑えるシュールなシーンになってしまうことを指しますが、『大病院占拠』はまさにそれ。
おそらく予算面や時間の都合でCGのクオリティが非常にいま一つになってしまったのが、こうなってしまった原因なんでしょうね。果たして4話以降のCGはどうなっているのか……」(前出の制作会社関係者)
視聴率的には“結果オーライ”だが、狙いではない方向で人気を博してしまった『大病院占拠』。それは、打ち切り危機だった『SHOWチャンネル』も救うことになったのだが、主演の櫻井にとっては、嬉しいのか、不本意なのか……。