■10月クールに五十嵐兄弟は大活躍!

 こうした活躍が実を結んだのだろう。3人がそれぞれ『リバイス』終了後も活躍しているが、この10月クールは、特に前田と日向がそれぞれ大活躍することになった。

 両者とも、深夜放送のBLドラマの主演と、フジテレビのGP帯ドラマのレギュラーに、同時期に抜擢されたのである。

 まず、深夜ドラマでは前田が9月27日スタートの柏木悠(18)とのダブル主演ドラマ『君には届かない。』(TBS系)に、日向が10月6日スタートの大倉空人(21)とのダブル主演ドラマ『君となら恋をしてみても』(MBS)に、それぞれ主演として出演。

 フジテレビのGP帯では、前田が10月16日にスタートする橋本環奈(24)主演の月10ドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』に、警視庁のお荷物と呼ばれる所轄署・万町署の強行犯係湯川班の新人刑事・月村久役で出演。

 対する日向は、10月13日にスタートする金曜9時枠のムロツヨシ(47)主演のドラマ『うちの弁護士は手がかかる』に、“アルバイトとして舞台となる法律事務所に在籍するパラリーガル・岩渕亮平役で出演する。

 しかも、日向の場合は同ドラマのスピンオフ前日譚「エピソード0」(FOD)の主演も控えているのだ。

 2人とも同じフジテレビで、しかもテイストの近い刑事ドラマとリーガルドラマであることにも、“兄弟の絆”のようなものを感じざるをえない。フジテレビは新ドラマの告知も兼ねたオールスター特番をすることも多いので、2人が並んだ姿をまた見せてくれる可能性もあるのが、ファンにとっては嬉しい限りだろう。

 なお、”妹“の井本は今クールのドラマや映画には出演していないが、7月クールの『転職の魔王様』(フジテレビ系)や、今夏の『近畿日本鉄道』のCMに出演したりと、兄に負けず劣らずの活躍をしている。この活躍ぶりなら、3兄妹が同クールのドラマに出演する未来もそう遠くないだろう。

『リバイス』時代から高い演技力を見せていた前田と日向。彼らの実力なら各局の勝負ドラマに抜擢されても不思議ではなかったが、ブレイクの機会は思ったよりも早く訪れそうだ――。