■国際的スポーツ中継&『文春砲』で視聴者離れは避けられない
前出の制作会社関係者は続ける。
「『どうする家康』の世帯視聴率は基本的に10%程度ですが、第10話(3月12日放送)では裏で『ワールドベースボールクラシック1次ラウンド・日本×オーストラリア』がテレビ朝日で生中継されていたため、世帯視聴率7.2%、個人視聴率4.1%という低数字を記録してしまったことがありました。今回はそれに次ぐ、ワースト2位の低視聴率です」
低視聴率を招いた原因は、第10話と同じくスポーツ中継が原因。
10月8日に日本テレビはラグビー、フジテレビは男子バレーボールの試合をそれぞれ『どうする家康』と同時間帯に放送していた。
前者は、ラグビー日本代表の決勝トーナメント(8強)進出がかかっていた『ラグビーワールドカップ2023』の日本対アルゼンチン戦。後者は、『FIVB パリ五輪予選/ワールドカップバレー2023』である日本対アメリカ戦。結果的にどちらも日本の敗北で終わったが、スポーツに関心がない層からも注目が集まるような大試合だった。
「ラグビーは実に世帯21.5%、個人14.1%。男子バレーは、世帯11.4%、個人7.5%をそれぞれ記録していました。近年はラグビーブームですし、男子バレーもイケメンな選手が多いから、高視聴率も納得。多くの若い女性もそちらを見ていたはずです。
もともと『どうする家康』は、大河ドラマファンの間で評判の悪いところがありましたが、今回の国際的なスポーツ中継を機に、“もう観なくてもいいや”と見切りをつけてしまった人もいるでしょう。
そして、主演の松本さんに関する、パワハラまがいの言動があるという報道が飛び出して……ダブルパンチで、今後ますます視聴率が下落していく恐れがあります。『どうする家康』は12月半ばまで続きますし、まだ大きな見せ場である『関ケ原の戦い』が控えていますが、ここからの約2か月間は、極めて厳しいことになるのかもしれませんね……」(前同)
どうする松潤。どうなる松潤?