創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題により、ジャニーズ事務所と所属タレントに冷ややかな目が向けられているが、同時にこの問題を報じてこなかったテレビ各局にも批判が寄せられている。

「特に近年、テレビ朝日は民放キー局の中でも断トツでジャニーズと近い関係にありましたからね。『ミュージックステーション』にはスタート以来、毎週のようにジャニーズ事務所所属のアーティストが出演。もはや“ズブズブの関係”とも言われ、過去にはテレ朝局内にジャニーズJr.専用のリハーサル室もあったとも報じられています。

 今年3月にイギリス公共放送のBBCがジャニー氏の加害問題に焦点を当てたドキュメンタリーを放送すると、NHKは『クローズアップ現代』で、TBSは『news23』や『報道特集』で同問題を取り上げ、自己批判も展開しましたが、テレ朝は頑なに取り上げようとしませんでしたからね」(制作会社関係者)

 9月7日に東山紀之(57)、井ノ原快彦(47)、藤島ジュリー景子氏(57)が会見を行なって以降は、テレビ朝日でもジャニー氏の問題を報じるようになった。

井ノ原快彦、東山紀之、藤島ジュリー景子氏

「そして、テレ朝がジャニー氏の報道に及び腰だった裏には『東京ドリームパーク』という巨大プロジェクトがあった、と関係者の間ではもっぱらです」(前同)