■グループとして“やり切った感”
前出の民放キー局関係者が続ける。
「5人が踏みとどまったのは“やっぱりファンのために”という思いが強かったからだといいます。“ファンのためにも続けられるところまで続けよう”と決意を固めたんです。ただ、これ以上、メンバーが辞める、メンバーが長期離脱するとなった時点で解散しようということも決めているそうなんです。
関ジャニは歌って踊れるアイドル的な活動だけではなく、バンド編成でライブもできますし、今年8月にも音楽フェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023』でパフォーマンスを披露するなど多方面で活躍してきた。“解散”話の背景にあるのは、後ろ向きなことではなく、グループとしてやり切ったという思いだといいますね」
■英会話が堪能な安田章大は海外進出へ
村上はMC、横山は俳優とバラエティ番組、丸山隆平(39)は情報番組やバラエティ番組、安田は俳優と音楽活動、大倉忠義(38)は俳優に加え、なにわ男子をはじめとする関西ジャニーズJr.のプロデュースと、メンバーはそれぞれ得意な分野で活躍を続けている。
「V6もそうでしたが、40代というのがジャニーズグループの限界というのもあるんでしょうね。さらに安田さんには海外で活動したいという思いもあるようなんです。マツコ・デラックスさん(50)も彼の歌声を絶賛していましたが、舞台俳優としても活躍しています。ブロードウェイなどに挑戦したい、本場で学びたいという気持ちもあるのではないでしょうか。
8月11日に放送された『アナザースカイ』(日本テレビ系)では、カリブ海の国・ベリーズを訪問。流暢な英語を披露し、2017年に患った脳の病気以来、6年ぶりに海に入りました。過去を振り返り涙も流した安田さん。やはり転機が迫っているのかもしれません。
すでに英語も話せる彼は、短期間の挑戦ではなく、本格的に腰を据えて海外で活動したい思いがあると聞こえてきています。つまり長期離脱ということになる。そうなれば、グループとして“ここでリセットしよう”となるのではないでしょうか」(前同)
新会社とエージェント契約を結ぶという形になることも、関ジャニの解散を後押しすることになるという。
「エージェント契約であれば、メンバーがバラバラになっても、やりたい時期にまた集結して新会社とエージェント契約を結んで再起動することが容易になりますからね。これまではジャニーズ事務所に所属しているからこその“しがらみ”がありましたが、エージェント契約になるとそれがなくなるわけです。
“解散”という形になっても、男闘呼組のように再結成がしやすいということですよね。関ジャニは本当にファン思いですから、解散するにしてもしっかりと満足してもらおうとするはず。V6のようにラストツアーなどを行なってから新たな道に進むとみられています。
メンバーの離脱、それぞれの活躍、エージェント契約――そういった条件が重なり、関ジャニの2024年に解散発表がありそうだと関係者の間では言われています」(同)
ジャニーズをけん引してきた東西2大グループの終焉は近づいているようだ――。