10月15日、鈴木亮平(40)主演の日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)の第1話が放送された。

 本作は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。

 登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションだが、三重県立白山高校の弱小野球部が2018年に甲子園初出場を果たすまでを記録したノンフィクション作品『下剋上球児』(カンゼン)に、インスピレーションを受けて制作されている。

「弱小野球部が甲子園を目指す。非常に分かりやすく王道の物語ですよね。部員役の俳優も野球経験者を積極的に起用して、リアリティを持たせているほか、元プロ野球選手の鳥谷敬さん(42)が草野球チームの選手役で俳優デビューを果たしました。

 日曜劇場は先の7月クール放送の堺雅人さん(49)主演の『VIVANT』が規格外の作品だったため、放送前からそれを超えられるかどうかが、放送前から懸念材料となっていましたが、第1話は世帯視聴率10.8%、個人視聴率6.9%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)で、まずまずの成績を残しました。

 ちなみに、鳥谷さんの現役時代のポジションは遊撃手(ショート)でしたが、本作ではピッチャー役でした」(テレビ誌編集者=以下同)

 本作も、『VIVANT』の福澤克雄監督に負けず劣らずのヒットメーカーである新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督の“黄金コンビ”で製作されているほか、本物の甲子園を利用した本格的なロケも行なわれるなど、気合は十分。

 そんな『下剋上球児』は高校野球特有のキラキラした青春――ではなく、

《VIVANTがすごいお金かかってたからどうかと思ってけど下克上球児めっちゃいいじゃん。なんならVIVANTより好きだよ。野球モノとは思えない不穏な音楽もゾクゾクする》
《「人間ドラマ」って話だったけど、その片鱗が1話からあちこちに見えたわね 青春、熱さを感じる反面、色んな闇がありそうで怖い、、、VIVANTに続いてまた日曜9時がこれから毎週楽しみだ!》

 と、青春物語とは真逆の雰囲気が漂う不穏な人間ドラマ感に、注目が集まっている。