■妻・美香に意味深すぎる電話が!
「一方、野球とは違う側面で不穏な出来事が同時進行しているのが、南雲の妻・美香です。井川さん演じる美香はシングルマザーとして一人息子の青空と生活していたときに南雲と出会って再婚した、東京のアート系企業で働いていた女性ですが、彼女もまた、過去のしがらみがあるようです」
第1話の終盤、美香は正体不明の男性から東京に来ることを打診されているが、男の「大事なんだね、家族が。それで自分自身の仕事は犠牲にするんだ?」「また連絡する。俺はあきらめが悪いから」という発言と、美香の過去から察するに、恐らく復職の連絡だと思われる。
男のちょっと粘着質な感じもする声色も相まって、
《実は元々東京でキラキラ系の仕事してたのかな…と、電話のシーンで思った。あの格好にピアスだけ浮いてるから》
《サスペンス感強くなってきた!!!!!絶対井川遥の電話の相手友達じゃねえな?????》
《甲子園目指すだけの話じゃなくて重そうな何かが裏に見え隠れしてるの気になる。井川遥の電話の相手って誰だろ?》
といった声や、“電話の主は離婚した元夫説”を主張する視聴者も多い。
ちなみに、現時点で電話の男は口元しか映っていないが、声の雰囲気や同スタッフの作品の常連であることから、キャストは大倉孝二(49)説が有力視されている。
「すでに第1話では“南雲が美香に電話の件を聞けそうな絶妙なタイミングだったのにすれ違ってしまった”というシーンがドアノブの音やスローモーションで意味深に強調されていただけに、今後が気になります。
夫婦の離婚危機に発展するとか、部活と家族で板挟みになるとか、いろいろ想像できますよね。そういった、単純な青春ドラマだけでは終わらないドロドロのシナリオが、今後『下剋上球児』のシナリオの盛り上げに、一役買うのかもしれません」
新井プロデューサーは「王道の日曜劇場とはちょっと違うサスペンス要素も足しています。先生たちにもそれぞれ物語があって、野球以外の部分もたくさん描かれています」と評している、『下剋上球児』。単なる野球ドラマでは、終わらなさそうだ。