KinKi Kids堂本光一(44)が10月16日放送のラジオ番組『KinKi Kidsのどんなもんヤ!』に出演。ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受けて行なった単独での記者会見の裏側、堂本剛(44)との間で持たれた話し合いの内幕について明かした。

 番組のエンディングで光一は「さて、ちょっと私からお話をさせていただきますけども。前半でもお話ししたように(主演舞台)『チャーリーとチョコレート工場』無事に開幕して、ありがとうございます。たくさんの支えを感じております」と切り出した。

 そして、「今回ね、(『チャーリーとチョコレート工場』の)記者会見をするにあたって、やっぱり子役の子たちがたくさんいるので、質問される内容によっては子どもたちの前でその質問はちょっと厳しいかな、と思うようなこともあるのかなと思って、別でも会見をさせていただきましたけど」と、10月8日に行なった会見について振り返った。

 光一は8日、東京・帝国劇場で行なわれたミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』の公開ゲネプロに参加。開催前には単独会見を行ない、「たくさんの迷い、ジレンマがある」「まずは被害に遭われた方が救われなきゃいけない」と、詰めかけた50人以上の報道陣を前に心境を明らかにしていた。

※画像は堂本光一の公式インスタグラム『@koichi.domoto_kd_51』より

■ジャニー氏のことを「彼」と表現しているワケ

 その会見内容について「そこでも切り取られた放送になったりとかっていうこともちょっとあったりとかしたと思うんですよね。なんとなく自分がちょっと疑問に思うのは、被害に遭われた方がまずは救済されることっていうのが本当に前提としてあるとは思っているんですけど」とコメント。

 また、「その中で自分が発言するにあたって、あの場っていうのも自分が通し稽古が終わったあと、まずあのメイクの状態で会見するわけにはいかなかったので、取って、衣装も脱いだりとかね。だいたい3時15分ぐらいに通し(稽古)が終わって、そこから諸々準備をさせていただいて会見を開かせていただきますっていう形だったんですね」と会見の裏側を告白。

「それで多少みなさんをお待たせしてしまったっていうのはあるとは思うんですけど」とし「もともとそれを了承のもと、やっていたんですけどね。なにか……“30分遅れて会見が始まった”みたいな(報道をされて)、“う~ん……それちょっと話、違うんじゃないですかぁ……”って僕的には思う部分もあったりだとか」と報道内容に疑問を呈した。

 ジャニー氏のことを「彼」と表現していることについては「やはり被害者の方にとってその名称自体がフラッシュバックがあったりするというお話もあったりするので、そういった表現の仕方に僕はさせていただいてるんですけど。テレビを見るとわざわざ字幕で名前を出したりだとか。“何か矛盾してるなぁ”みたいなふうに思ったりするんですよね。そうしないと伝わらないっていうのも、もしかしたら放送する側にはあるのかもしれないですけども」と説明した。