■“最強忖度番組”『Mステ』でも異例の好待遇

 BE:FIRSTは9月29日の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の3時間SPに初出演。番組では約2分間にわたってBE:FIRSTの紹介VTRを放送。その間にメンバーは総ガラス張りの会場に移動し、『Bye-Good-Bye』を披露。

 さらに「ディズニーSPステージ」では、映画『アラジン』の劇中歌『フレンド・ライク・ミー』を熱唱。番組終盤では、9月13日にリリースした最新曲『Mainstream』をテレビ初披露するなど、異例の好待遇を受けていた。

※画像は『ミュージックステーション』の公式X(ツイッター)『@Mst_com』より

「『Mステ』といえば、男性アイドルグループで出演してきたのはジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)所属のアーティストばかりで、“最強の忖度番組”と言われてきました。しかし、ジャニー喜多川氏(享年87)の問題の影響で、東山紀之新社長(57)も“忖度は必要ない”と断言。ジャニーズタレントを使うとスポンサーも露骨に嫌な顔をするということで、BE:FIRSTの出演がこのタイミングで決まったのではないでしょうか。

 こうやって見ると、ジャニーズ事務所に批判が殺到し、所属タレントを使いにくくなったからBE:FIRSTの活躍が目立っているようにも思えてきますが、決してそんなことはないんです。彼らが活躍しているのは必然だと、関係者の間ではもっぱらです」(レコード会社関係者)

■とにかく若者に刺さりまくる超人気グループに

 2022年11月、『Bye-Good-Bye』は「第64回日本レコード大賞」の優秀作品賞を受賞。同年12月31日には『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした。

 最新シングル『Mainstream』は先行配信が9月11日よりスタート。初登場となった直後のダウンロード数は2万201と、2位と実に4.5倍もの差をつけて圧倒的トップとなるなど、文字通り第一線での活躍を続けている。

「BE:FIRSTは女性だけではなく、男性からも支持されている。とにかく若者世代に刺さっているわけです。たとえば、ジャニーズのなにわ男子は可愛くてキラキラ系の王子様路線で、ジャニーズ好きの女性からは圧倒的に支持されていますが、男性はそれほどでもない。BE:FIRSTはメロディ、ラップ、歌詞、ダンスなどもK-POP路線で、K-POP好きにも受け入れられています。

 ダンスと歌、ラップのレベルも凄まじいものがあり、自分たちで作詞作曲もできる。MVもクオリティが高く、K-POPグループにも負けていない。アイドルというよりはアーティストとして見ているファンも多いのではないでしょうか」(前出のレコード会社関係者)