女優の趣里(33)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説ブギウギ』。第13回が10月18日に放送され、ヒロインの福来スズ子に蒼井優(38)演じる憧れの先輩である大和礼子がかけた言葉が、スズ子の未来を予言していると、多くの視聴者が反応している。

 同作は109作目の朝ドラで、「ブギの女王」と呼ばれた戦後の大スター・笠置シヅ子さん(1914~85年/70歳没)がモデル。大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘・花田鈴子が戦争の苦難を乗り越え、“福来スズ子”としてスターへと駆け上る姿を描く。

 梅丸少女歌劇団(USK)の演出を担当する大和は、ショーの目玉として「ラインダンス」を考案する。劇団員が一糸乱れぬ踊りをすることで、一致団結する象徴として絶対にやりたいと稽古を始める。

 しかし、片山友希(26)演じるスズ子の同期女優・桜庭和希は相変わらず稽古を休んだままだった。何とかしたいスズ子は、水川あさみ(40)演じる母・ツヤと柳葉敏郎(62)演じる父・梅吉、実家が営む銭湯・はな湯の常連客に相談するが、なかなか答えが見つからない。そんなある日、和希が劇団を「辞める」と言い出してしまう。

※画像は『ブギウギ』の公式X(ツイッター)『@asadora_bk_nhk』より

 17日放送の第12話の冒頭には、スズ子がUSKの稽古場に夜まで1人で残って練習をする中、むしゃくしゃした気持ちを晴らすために『大阪音頭』を振り付きで熱唱するシーンがあった。

 この日の放送でも、自分と同じく才能に限界を感じ、辞めると言い出した同期の和希のことを考え、モヤモヤを晴らそうと更衣室で歌い踊り始めたスズ子。その歌声が廊下にまで響き、通りかかった大和にも聞かれてしまう。

 大和から「迫力あったわね」とほめられたスズ子は「すんません。ただの憂さ晴らしです」と謙遜するが、大和は「憂さ晴らしでもあなたの歌って面白いわよ。今の梅丸には合わないかもしれないけど、いつかあなたの武器になるかもしれないわね」と言葉をかけた。