■過去にはDVDに収録されなかったことも
にもかかわらず『古畑』の本編映像は流れず、他局である日テレの映像は普通に放送されていたため、
《他局の映像バンバン出てくるし三谷幸喜からコメントまでもらってるのに、古畑任三郎がイラスト&モノマネ処理だったのが闇深すぎて話がちっとも頭に入ってこなかった件》
《古畑任三郎が映像を使えなくて(キムタクの著作権都合?)田村正和さんのモノマネ芸人ツートン青木さんが吹き替えしてたのが絶妙でしたね〜》
《日テレのサイコメトラーEIJIの映像は使えるのにフジテレビにも関わらず古畑任三郎の木村拓哉回は意地でも映像を使わず処理ここまで手間暇かけて映像出さないのはすごい執念を感じる…》
といった声が、SNSにも多く寄せられたのだ。
なぜこうした事態になってしまったのか――。芸能プロ関係者はこう話す。
「SMAPの映像作品は、2005年6月に設立された『株式会社ジェイ・ドリーム』が管理しています。同社は『SMILE-UP.』(旧ジャニーズ事務所)の関連会社にあたります。『ジェイ・ドリーム』はジャニー喜多川氏(享年87)が代表取締役社長、元SMAPチーフマネージャーのI氏が取締役を務めていた会社ですが、SMAPの解散後も“幽霊会社”として放置されていて、I氏や元SMAPのメンバーが株式をかなり保有しているとも言われている。
そうしたことで、同社が絡む権利関係は非常にややこしいものになっていると言われています。今回『バカせまい史』の“映像使用NG”は、おそらくそれが原因ではないでしょうか。『古畑』に関しても、“トラブル”は今回だけではありません」
デアゴスティーニ・ジャパンは2022年に『古畑任三郎 DVDコレクション』シリーズを隔週刊で発売していたが、その際は木村が単独で出演した「赤か、青か」が収録されていた一方、1999年にSMAP5人が本人役で犯人を演じた異色回「スペシャル3『古畑任三郎 vs SMAP』は「都合により」収録されていなかった。
「歌番組で過去映像を流すくらいなら、元SMAPのチーフマネージャーのI氏が草なぎ剛さん(49)、稲垣吾郎さん(49)、香取慎吾さん(46)の新しい地図と独立して立ち上げた『CULEN』と、ジャニーズ、そして中居正広さん(51)の事務所への許可取りで済むでしょうが、ドラマとなるとまた複雑で、いろいろ難しいと言いますね。
また、『ジェイ・ドリーム』を巡っては、I氏と旧ジャニーズ事務所との確執を強く感じさせる話も出ていますね……」(前同)