■マリウスの脱退で「第2章」の意識が高まった

 セクゾは5人組でスタートしたが、マリウスが2022年末で卒業し、芸能界からも引退した。

 マリウスの引退は非常に円満だった。6月7日にリリースされた4人体制のアルバム『ChapterII』のタイトルには「デビューからの12年間が1章だとすると、1章は5人の歩み」(佐藤)「2章も旅の続きっていう感覚かな(中略)マリウスも含めていっしょに旅をしていくということは変わらないから」(松島聡/25)という意味が込められていると、6月8日発売の『女性セブン』でコメントしている。

「マリウスさんが辞めたことで、あらためて“グループ”は非常に特別なもので、だからこそ大切にしていかなければいけない、残った4人で前を向いて頑張ろうと、強く意識するようになったのではないでしょうか。そして、そんな真摯な彼らの姿を見て、事務所も応援したくなっているということですね」(前出の芸能プロ関係者)

 そんな背景も影響しているのだろう。菊池と中島が売れている一方で、松島がTOKIOの人気番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の新プロジェクト「大都会の真ん中に100年続く森をつくれるか!?」の新戦力としてTravis Japan松田元太(24)と選ばれたりと、目に見えて仕事が増えつつあるのだ。

 ちなみに、マリウスは芸能界を引退しているが、9月29日から10月31日まで実施されるSNSで気軽に取り組める寄付キャンペーン「#ごちそうさまチャレンジ」のアンバサダーに参加。これも、セクゾの4人に刺激を与えていることだろう。

※画像は『ザ!鉄腕!DASH!!』の公式X(ツイッター)『@tetsuwan_DASH』より

「派閥などではなく、純粋に事務所スタッフが“セクゾを応援したい!”という雰囲気になっているそうです。

 今後、新設されるエージェント契約の会社がどうなるかはまだ分かりませんが、セクゾが新時代の主役グループへと、羽ばたいていくのかもしれませんよ」(前同)

 セクゾはデビューまでの期間が短かった代わりに「デビューしてからの10年間が下積みのようだった」と、デビュー後に苦労したことを10月20日深夜放送の『NEWSの全力!! メイキング』(TBS系)で中島は明かしていた。

“下積み”で培ってきた努力が、ようやく報われるようだ――。