■旧ジャニーズタレントは「NG」ばかりに……

 10月25日の『めざまし8』(フジテレビ系)でコメンテーターを務めるお笑いコンビ・パックンマックンのパックンことパトリック・ハーラン(52)は、

「タレント、マネジメント業は新しい事務所が担当するということによって、ジャニーズの悪印象から切り離してマネジメント、タレントエージェンシーとして集中できるようにしようとしたんですけど、スポンサーが戻ってこないし、大物の二宮さんも怖くなるくらい不安な状態になっていることは、やっぱりこの先も離脱退所が続くか気になりますね」

 と、指摘しており、今後もタレントの独立が続く可能性は高そうだ。

「“指名NG記者リスト”の発覚など、2度目の会見も結果的に極めて低評価で、“変わろうとする姿勢が見えない”という厳しい指摘も多くありましたからね。

 そして、2つ目のデメリットですが、このまま事務所に残っていては他事務所との“共演NG”が発生してしまうことも考えられることです。

 木村拓哉さん(50)が主演を務める『教場』シリーズ(フジテレビ系)は、2024年春のスペシャルドラマに出演予定だったキャストが、何人か降板を申し出た、という報道もありましたが。これも他事務所が共演によるイメージダウンを避けるために行なったのでは、と言われましたよね」(前出の芸能プロ関係者)

 そして、3つ目のデメリット――それは、海外が関係しているという。

※画像は映画『キリエのうた』の公式X(ツイッター)『@kyrie_uta』より 

 前出の芸能プロ関係者は続ける。

「俳優業がメインのタレントは、海外の映画コンクールに参加する作品に出演することも多い。直近では、松村さんが10月13日公開のアイナ・ジ・エンド(28)の主演映画『キリエのうた』に出演したことで、韓国の釜山国際映画祭に登壇していましたよね。

 一方で、海外では日本以上に今回のジャニー氏の行為を重く見ている。今後、海外の映画祭に旧ジャニーズタレントは出づらくなる、と。ただ、それ以上に問題なのは、旧ジャニーズタレントが出演している作品を、海外コンクールに出せない、出しても評価してもらえない可能性があるということですよね。そうした可能性があるならば、制作サイドは、端から同社と契約する俳優を使わなくなる。

 また、Netflixなど海外でも配信する映像作品を作る大手配信会社のドラマ、映画も同様で、“キャスティングNG”の懸念がある。

 スポンサーNG問題、他事務所タレントとの共演NG問題、海外の映画コンクールNG、海外配信作品へのキャスティングNG……役者路線の旧ジャニーズタレントにとって、事務所に残れば“NG”ばかり、デメリットばかりが発生し、メリットはないと考えられるんですよね……」

 自身のブログでSixTONESの韓国ライブやアジアツアーをやってみたいと、海外への夢を語っていた松村。グループとしての活動は継続しつつ、個人として独立する。先輩・二宮のような未来も近いのかもしれない――。