10月24日に開かれた『東京ドラマアウォード2023』の授賞式に、川口春奈(28)とSnow Man目黒蓮(26)が登壇。昨年10月クールに社会現象を巻き起こした恋愛ドラマ『silent』(フジテレビ系)の演技が評価され、それぞれ主演女優賞と助演男優賞を受賞した。

※画像は『ORICON NEWS』の公式X(ツイッター)『@oricon)』より

「『silent』は今、テレビ業界が最重要視している13歳から49歳までのコア視聴率も5%前後という非常に高い数字を記録。目黒さんの繊細な演技と儚げな雰囲気に視聴者は胸を打たれ、彼は“令和のキムタク”とまで言われるようになりましたよね。

 それだけに、『silent』スタッフが再集結した今秋のドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)には多大なる期待が寄せられていたのですが……こちらのまさかの爆死は、フジテレビも完全に想定外だったでしょうね」(ドラマ制作会社関係者=以下同)

『いちばんすきな花』は、多部未華子(34)、松下洸平(36)、今田美桜(26)、神尾楓珠(24)という超旬俳優が揃った“クアトロ主演”連続ドラマ。

『silent』のプロデューサー・村瀬健氏と脚本家・生方美久氏が再びタッグを組んだ作品として、放送前から大きな注目を集めていた。

 しかし、第1話(10月12日放送)の世帯視聴率5.9%、個人視聴率3.3%、コア2.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)と、前評判に比べると振るわない結果に。

「第2話(19日放送)はさらに、世帯5.1%、個人2.9%、コア2.2%と極めて厳しい数字に……。

『silent』はリアルタイムで見逃した人が『TVer』の見逃し配信から興味を持って、そこから視聴率を伸ばしたところもあった。第2話で、高くもないところからさらに右肩下がりしているということは、第1話を見て“思ったよりも……”となってしまった人が多いということでしょうね」

 同性人気も高い主演の多部に、圧倒的な女性人気を誇る松下。旬で、若い世代のファンが多い今田と神尾。『silent』に負けず劣らずのキャスティングと考えられ、『silent』放送時点の目黒はまだブレイク前だったので、『いちばんすきな花』のほうがキャスト人気は高い可能性もあるだろう。

 なのに、視聴者を集められないのか――主に4つの原因が考えられるという。