俳優の趣里(33)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説ブギウギ』の第19回が10月26日に放送され、本作で本格ドラマデビューを果たした黒崎煌代(21)の演技に大きな注目が集まった。

 同作は109作目の朝ドラで、「ブギの女王」と呼ばれた戦後の大スター・笠置シヅ子さん(1914~85年/70歳没)がモデル。大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘・花田鈴子が戦争の苦難を乗り越え、“福来スズ子”としてスターへと駆け上る姿を描く。

※画像は『ブギウギ』の公式X(ツイッター)『@asadora_bk_nhk』より

 スズ子が所属する劇団・梅丸少女歌劇団(USK)が、スズ子たちが中心となる新しい代に変わった頃、草なぎ剛(49)演じる青年・羽鳥善一はジャズアーティストになるという夢を抱いて東京に向かっていた。

 時はUSK劇団員によるストライキ「桃色争議」から1年。水川あさみ(40)演じるスズ子の母・ツヤの実家の香川から手紙が届く。その内容はスズ子に法事に出てほしいというものだが、ツヤと柳葉敏郎(62)演じる梅吉は戸惑いを隠せない。

 一方、黒崎演じる弟の六郎は“ある疑問”に興味を抱いていた。スズ子と六郎が実は本当のきょうだいではないのではないかというのだ。六郎にこの疑問を突きつけられたスズ子は「ええか? 姉やんとあんたはホンマのきょうだいや」と諭す。

 それでもたしかに自分と六郎が似ていないと思いを巡らせたり、数年前に熱でうなされた際に枕もとで幼い六郎から「わいと姉やん、ホンマのきょうだいやないかもしれへんわ」と言われたこと、両親がコソコソと話しをしたのち、ツヤが「あの子だけは絶対に死なせたらあかんのや。顔向けできん……」と漏らす場面を思い出す。

 母・ツヤと父・梅吉は考えを巡らせ、スズ子と六郎の2人で香川に向かうように提案。2人は一瞬戸惑うも承諾し、両親に見送られて香川へと向かう。その道中、六郎は「オイなぁ、香川で秘密を調査しよう思てんねん。わいと姉やんがホンマのきょうだいかどうかや」と計画していることを明かす。

 これにスズ子は「ホンマのきょうだいやないとしたら、もらわれてきたのはきっと六郎のほう……」と不安な表情を浮かべる。