■いよいよの本領発揮か
「かなり入り組んだ感情を表現しているので、リアルタイムで視聴するより、配信でじっくり見るのに向いているのでしょう。本作同様、プロデューサー・村瀬健氏と脚本家・生方美久氏がタッグを組んだ大ヒット作『silent』(同局系)も、視聴率より配信で爆発しましたが、同じパターンになりそうです」(テレビ誌ライター)
視聴者からも、《silentと同じで、たとえどれほどつらい物語だったとしても、一瞬だけでも面白さが加えられると一気に気持ちが晴れて、次に進める》《セリフの言い回しや世界観がたまらなく良い。silentにハマった人なら絶対に好きだと思う》など、『silent』との共通点を指摘する声もある。
「『silent』は一見では、かなりやりきれない内容でしたが、登場人物が互いを思いやることで、暗さの中に光を見せていました。今作も同じく、かなりツラい内容ですが、3話目から4人が互いの立場を確認したことで、優しさや余裕が出てきました。そのため、明るいトーンになって見やすくなり、ここからさらに支持が広がりそうです」(前同)
いよいよ全体像が分かってきた『いちばんすきな花』。次回は夜々と母・沙夜子(斉藤由貴/57)との関係が描かれ、紅葉が仕事を受けていたのは、椿が働いている出版社だということも判明。人物描写がさらに深まっていきそうで、今後に期待がふくらむ。