2023年も残すところ後2か月。今年も『NHK紅白歌合戦』の出場歌手発表にソワソワする時期がやって来た。例年、NHKは11月中旬~下旬の間に紅白それぞれ25組前後の出場アーティストを発表する。

 そんな、今年の国民的音楽番組の出場歌手を、音楽チャートを分析したブログ『イマオト -今の音楽を追うブログ-』を毎日更新し、地元青森県でラジオDJも務めるチャートアナライザーのKei氏が徹底分析する。Kei氏は昨年も『紅白』出場者発表前に同ブログで出場者予想を書いていたが、高い確率で的中していたのだ――。(#1から6のうち#2)

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 例年11月中旬~下旬には発表される、大晦日の『NHK紅白歌合戦』の出場歌手。23年もその時期が迫ってきた。そんな23年の紅白で激変が起こりそうなのが、旧ジャニーズ事務所(現「SMILE-UP.」)所属タレントたちの動向だ。

 旧ジャニーズ事務所の紅白出場組数は、2013年から22年までの10年間で5~6組をキープ。白組出場組数が20~25組ほどなので、4~5組に1組がジャニーズ勢という計算になる。ただし今年はジャニー喜多川氏による加害問題の影響もあり、さすがに減るだろうというのが大筋の見方だ。

「NHKの稲葉延雄会長は10月18日に行なった定例会長会見で、紅白への旧ジャニーズタレントの出場について”これまでの方針に変わりはない”とコメント。

“これまでの方針”とは、9月7日に開かれたジャニーズ事務所の会見後、会長が明らかにしていた“新規の出演依頼については被害者への救済及び再発防止への取り組みが進められない限り行なわない”というスタンスのことです。

 旧ジャニーズ事務所は、救済に関しては新会社『SMILE-UP.』社で行なうとし、徐々に進んでいると見られていますが、解決までの道のりはほど遠い。そのため、やはり今年の紅白の旧ジャニーズ枠は、SixTONESなにわ男子Snow ManKing&Prince関ジャニ∞そしてKinKi Kidsの6組が出場した22年末とは一転して”ゼロ”が濃厚と見られています」(芸能ライター)