■さらなる視聴者離れの恐れも

 制作会社関係者は話す。

「第3話は個人視聴率が2.6%、テレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率も1.8%。“爆死”と言わざるを得ない結果に終わっています。

 そんな状況下で、『文春砲』を食らった斉藤さんが登場する回が、『文春』の発売と同日に放送される。もはやドラマのシナリオや俳優陣の演技など関係なく、別なところで盛り上がってしまうという、非常に残念な展開は避けられませんよね。

 いわゆる“ブーメラン発言”が飛び出す可能性もあるでしょう」

 現実で不祥事を起こした俳優が劇中で発したセリフに「お前が言うな!」というツッコミが相次ぐ――よくある話だ。

 近年の例では、2020年に(37)と結婚していながら唐田えりか(26)との不倫が発覚して世間から大バッシングを受けていた、東出昌大(35)が記憶に新しい。

 報道が過熱していた時期、東出の出演映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』が地上波初放送されたのだが、東出演じる詐欺師・ボクちゃんの、

「人を愛するって気持ちはこの世で一番尊いものだ。それを利用して騙すなんて、やるべきじゃない」

「欲望につけこんで金を騙し取る。法もモラルも関係ない。そんな最低の人間が僕らだ。でも最低な人間にもやっちゃいけないことがある。愛を弄ぶことだよ」 

 というセリフは、多くの視聴者の失笑を買った。

『文春』では斉藤が『いち花』に複数回登場すること、出演部分がカットになる可能性も報じられているが、

「バラエティ番組ならまだしも、ドラマで出番をカットするのは容易な話ではありません。『いち花』の場合、今田さんとのシーンも多く、斉藤さんだけを切れるわけがない。そして、無理にカットしたら、それはそれで視聴者にツッコまれるのは避けられない。

 現在、苦境に立たされている『いち花』ですが、今回の報道で視聴者がシラけて、さらに数字は下落するかもしれませんね……」(前同)

 11月2日放送の『いち花』で斉藤、もとい沙夜子は何を話すのか。どんな親子の確執が描かれるのか。しかし残念ながら、現実の報道が頭にちらついてしまう視聴者も多いことだろう――。