鈴木亮平(40)主演の日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)の第4話が11月5日に放送される。

 10月29日放送の第3話は平均世帯視聴率が9.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と1ケタにダウンし、配信サービス・TVerの“いいね”数も伸び悩んでいる。『アンナチュラル』『最愛』などのヒット作を生み出してきた、新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督が日曜劇場で初タッグを組む話題作だったが、期待外れの数字になってしまった。

 第3話の内容は以下。三重県立越山高校の社会科教諭・南雲脩司(鈴木)は、廃部寸前の弱小野球部の監督を務めることになったのだが、教員免許を偽造していたという秘密を抱えていた。それを家庭科教諭で野球部の部長・山住(黒木華/33)に打ち明け、年度いっぱいで教師を辞めるつもりで、野球部の監督もこれ以上は続けられないと告げた。

 そんな中、バッティングセンターで地元の会社員に絡まれてしまった越山高校の生徒たち。野球部主将・日沖誠(菅生新樹/24)の弟で、南雲のクラスの生徒である壮磨(小林虎之介/25)が相手の挑発に乗ったことで、不可抗力ながら暴力事件へと発展。だが、南雲が調べるうち、暴力事件を起こしたのは兄の誠のほうだと分かる。

 そして、県大会の予選抽選会の前日、南雲の妻・美香(井川遥/47)に真実を打ち明ける。そんな南雲を山住は独断で副部長として登録し、「私も共犯になります」と訴えるが、南雲は山住に「知らなかったことにしてください。妻にも話しました。1か月だけ、彼らの夏が終わったら決着をつけます」と告げ……という展開。

 視聴者のX(ツイッター)上の反響は、《南雲先生が無免許教師という設定がダメでのめり込めなかった》《大人たちのドラマも描きたい趣旨かなとは思うんだけど、どうしたって無免許はノイズにしかならない》《山住が共犯宣言するのはいかがなものか。演出や音楽で感動を誘う上質な日曜劇場なのに…》など、無免許エピソードに対する批判の声が。