■「2~3年」と言わず、あと1年続けてさえいれば…

「永瀬さんは“2~3年”と言いましたが……ファンの間では、脱退騒動からの1年間に起きた、旧ジャニーズ事務所をめぐる騒動の数々から、“あと1年続けていれば……”という嘆きの声も非常に多い。もちろん“たられば”の話になってしまいますが、本当に、もしあと1年続いていれば、キンプリは現在も5人のままだったのかもしれないんですよね……」(前出のワイドショー関係者)

 そもそも、平野がキンプリとジャニーズを脱退した理由は、事務所の前社長である藤島ジュリー景子氏との確執が原因と言われている。

 2022年11月の『週刊文春』によると、ジャニー喜多川氏(享年87)の悲願だった海外進出を実現しようと奔走していたのが平野、神宮寺、岸だったが、海外での活動について取り合ってくれないジュリー氏に不満を持っていたという。

 平野は2022年の初め頃からジュリー氏に想いを伝えるため、何度も面談を申し込んでいたが、ジュリー氏のドタキャンが相次ぎ、途中からは5人で来るように言われ、メンバー5人で会いに行こうとしたものの、それでもドタキャンが続いたとされる。

 ようやく5人とジュリー氏の面談が叶ったのはその年の9月頃。しかし、その席でもジュリー氏はメンバーの話をまともに聞こうとしなかったと『週刊文春』では伝えていた。

「ジュリー氏は、所属タレントの映画やドラマなど、映像を中心とした路線を進めていたといいます。残留した永瀬さんは今年4月クールの福山雅治さん(54)主演の連続ドラマ『ラストマンー全盲の捜査官ー』(TBS系)、2022年公開の吉岡秀隆さん(53)主演映画『Dr.コトー診療所』など、役者業でも大いに期待されているタレント。

 そして、当時は“ジャニーズ帝国”に対する忖度で、退所したら2度とテレビドラマに出られない風潮さえあった。それもあり、俳優業もやっていきたい永瀬さんと高橋さんに、“退所”という選択肢は浮上しなかったのではないでしょうか」(前同)