秋は学園祭の季節。そして学園祭といえば「ミス/ミスターコンテスト」を開催する大学も多い。そんな中、フリーアナウンサーの大橋未歩(45)やNHKの杉浦友紀アナ(40)など、数多の有名女性アナを輩出して来た上智大学で、歴史ある「ミス・ミスターソフィアコンテスト」を廃止されたのは3年前のことである。
11月3日、それにかわって、2020年に新設され4回目となる「Sophian's Contest(ソフィアンズコンテスト)」グランプリをソフィア祭実行委員会コンテスト局は発表した。“ソフィア”とは、上智大学(Sophia University)の英語名通称だ。
ソフィアンズコンテスト(以下「ソフィコン」)は、ジェンダー(文化的・社会的な性差)やルッキズム(外見至上主義)の観点から候補者が“容姿”だけで評価されることを避け、新たな審査基準として自己PRなどに重きを置いている。
過去の「ミス/ミスターソフィア」では、本選で女性はウェディングドレス、男性はタキシードを着用しなくてはならなかったが、「性差を画一的に強調している」とそれらの着用も廃止。「性別も国籍も関係なく、多様性を尊重するということ」を理念に、“自身の魅力と社会課題を発信するインフルエンサーとしての活躍を競う”企画に変更された。
【重要なお知らせ】
— Sophian's Contest 2023 (@sophianscontest) April 1, 2020
今年度から、ミスミスターソフィアコンテストを廃止し、新たなコンテスト「ソフィアンズコンテスト」を開催致します。 pic.twitter.com/lHs8hOGXZ4
ソフィコンのテーマと候補者の自己PR部門は毎年見直される。今年のテーマは「progress」。用意された自己PR部門は2つ。1つ目は、自身の問題意識に沿った社会発信、及びその課題に対してどう取り組んできたかという自身のPRを含めた社会発信力を競う「SDG's部門」。もうひとつは、上智大学生を代表する存在として、上智大学の魅力を発信する力と参加意欲を競う「SNS部門」である。
各部門のエントリーで獲得したポイントに当日投票を加えた総合ポイントによる結果は、グランプリが外国語学部ドイツ語学科4年大塚健人さん、準グランプリには国際教養学部国際教養学科3年ブリンクマン恵美さんが輝いた。