■『教場』『真夏のシンデレラ』と同じ過ち!?
前期放送の『真夏のシンデレラ』の低調を受け、『ONE DAY』放送前は大きく期待されていたが、「逃亡編」「地方テレビ局編」「レストラン編」という三部構成による分かりにくさ、加えて、すべり気味のコント演出が苦戦の原因のようだが――。
「豪華キャストをそろえながら、視聴率は不満な数字に終わった『教場0』、ツッコミどころ満載のお笑いドラマとなってしまった『真夏のシンデレラ』。どちらも豪華キャストを多数そろえたのが共通点。同様の本作の失敗は、前の2作と同じ流れにありそうです」(テレビ誌ライター)
4月期の月9『風間公親-教場0-』は、主演の木村拓哉(51)の教え子として、赤楚衛二(29)、新垣結衣(35)、白石麻衣(31)、染谷将太(31)と、豪華キャストが入れ代わり立ち代わり登場。全話平均視聴率は9.8%は立派な数字だが、そろえたメンツを考えると、期待外れな感は否めない。
また、7月期の『真夏のシンデレラ』は、『教場0』のキャストよりは格が落ちるが、森七菜(22)、間宮祥太朗(30)らによる、男女8人の恋愛模様を描く群像劇。月9として7年ぶりの恋愛ドラマ復活と話題になったが、全話平均視聴率は5.6%と大惨敗。
『ONE DAY』もまた、二宮、中谷、大沢と主役級をそろえた豪華キャストだが、不調続き。これら3作は俳優陣の頑張りのわりに、脚本、演出がお粗末で、そこが弱点になっている。なぜ、同じ過ちが3作も続いているのか――?