■新社名、公募で断トツ多かったのは――
改革を進めようとする旧ジャニーズ事務所だが、ファンの心は複雑だ。
旧ジャニーズ事務所は被害者心情を鑑み、『ジャニーズ』という看板を下ろすと決断。その後、少しずつ”ジャニーズ色”を消してきた。たとえば『ジャニーズファミリークラブ』は『ファミリークラブ』へ。『ジャニーズオンラインストア』も『MERCH MARKET』に名称を変更。また、7人組グループ「ジャニーズWEST」は、「WEST.」に改名もした。
そうしたなか、新社長とともに大きく注目されているのは「新社名」である。いつどのように発表されるかはまだ不明ながら、芸能プロ関係者がその現状をこう明かす。
「新社名については、10月17日から31日までファンクラブ内にて公募。条件は50文字以内で、理由も併記することでした。
旧ジャニーズの改革をアピールするために、新社名は重要な位置ですが、ファンにとっては体制も社名も正直“そのまま”がいいという人が多いのが実情。社名についても『ジャニーズ』のままがいい、という声が公募では圧倒的多数。驚くことに、ファンから寄せられた新会社名の全体の半数ほどが『ジャニーズ事務所』で、断トツ1位だったと聞こえてきています」
新社名は著作権や商標権などを侵害する場合は選考対象外。これも含めて、当然ながら新会社名に『ジャニーズ事務所』が採用されることは100%ないだろう。しかし、ファンが今まで、ジャニーズ事務所を支えてきたタレント、スタッフ、関係者に自分たちの愛を届けたいという意思の表れであることは確かだろう。
「旧ジャニーズ事務所としては新会社の社名発表で、創業者であるジャニー喜多川氏との決別を表明したかった。
ファンに“ジャニーズ”に対して愛着を持ってもらっているのは励みになるとは思います。しかし、改革を望む事務所としては、事務所名は変えざるをえない。就任した際に、福田新社長が最初に頭を抱える難題は、社名に関するファンからの切実な問い合わせかもしれませんね」(前同)
11月7日には日刊スポーツで生田斗真(39)の独立も報じられるなど大荒れの旧ジャニーズだが、果たして新社名はいったい何になるのか――。新・ジャニーズ事務所のスタートを、日本中が見守っている。