38年ぶりとなる日本一を阪神タイガースがつかんだのは、11月5日のことである。日本一が決まるや試合が行なわれた京セラドーム大阪の左翼席からは応援歌である『六甲おろし』が地鳴りのように鳴り響き、ファンは喜びを爆発させた。

 そんな中、厳戒態勢が敷かれたのは大阪随一の繁華街・ミナミに位置する道頓堀川。優勝が決まった第7戦が行なわれた5日には、ミナミの中心に位置する戎橋(えびすばし)の周辺に1300人ほどの警察官が配備され、橋の上は一方通行状態に。吉村洋文府知事(48)も試合前にはX(旧ツイッター)で、

《今日、日本一が決まります。どんな結果でも道頓堀川には飛び込まないようお願いします。危険です。過去には死亡事例も出てます。周りに迷惑をかけない形で喜びを分かち合いましょう。》

 と、投稿。府民に安全を守るよう呼びかけた。

※画像は吉村洋文公式X『@hiroyoshimura』より