11月9日、多部未華子(34)、松下洸平(36)、今田美桜(26)、神尾楓珠(24)の“クアトロ主演”連続ドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)の第5話が放送される。

『いちばんすきな花』は、「男女の間に友情は成立するのか?」をテーマに違う人生を歩んできた4人の男女が紡ぎ出す“友情”と“恋愛”、そしてそこで生まれるそのどちらとも違う“感情”を丁寧に描いていく作品。

 川口春奈(28)とSnow Man目黒蓮(26)が出演し、大ヒットした2022年10月のドラマ『silent』のプロデューサー・村瀬健氏と脚本家・生方美久氏が再びタッグを組むことで、放送前から注目を集めていたドラマでもあった。

 そんな『いち花』だが、リアルタイム視聴は大苦戦中。残念ながら視聴率は壊滅的な結果になってしまっていて――。

「初回(10月12日放送)の世帯視聴率5.9%(関東地区/ビデオリサーチ調べ、以下同)、テレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率が2.5%を記録したのが現状の最高視聴率です。“第2の『silent』”を期待されていただけに、残念な数字ですよね。

 その後も数字は回復せず、直近の第4話(11月2日放送)で世帯4.8%なだけでなく、コアも1.8%。狙っていただろう若い層の数字も、全く取れていないんですよね。『silent』は、それこそコア視聴率は5%台だったんですが……」(制作会社関係者)

 なぜ、『いち花』は『silent』のようにリアルタイムで視聴する人が減ってしまったのか――その理由を「『silent』にあった3つの要素が欠如しているから」と芸能プロ関係者は話す。

「まず大きいのは、やはり“目黒蓮の不在”ですね。『silent』の目黒さんは別格でした。当時本格的にブレイクする前だったこともあり、“何だこのイケメンは!?”と衝撃を受ける視聴者が多く、そこから繊細な演技なども高く評価され、目黒さんは“令和のキムタク”と評されるまでになった。

『いち花』にも松下さんや神尾さんといった人気俳優は出演していますが、すでに役者の知名度があるだけに、インパクトも少なかったのではないでしょうか」(前同)