■視聴者から漏れる「目黒蓮不在」を嘆く声
『いち花』や『silent』の評価には、
《silentと比べるのはジャンルが違うし、それぞれのよさがあるから避けたいけどいっこだけ 目黒蓮の衝撃再び(ええこの人出るの?とかこのシーン何?!的なやつ)がなかったのだけが残念…まああんな劇薬?そうそうないし、それだけ伝説ってことかな》
《silentと同じスタッフだけど爆発しなそうみたいなネットニュース見たけど、丁寧で繊細で好きだけどなあ。会話のテンポもよき。強いて差を挙げるなら目黒蓮の有無だけで》
《よくよく思い返せばsilentも目黒蓮は最高だったけど話自体は苦手だったな…耳がどうの前にみなとくんから女奪ってますやん…が気になって。今回は脇役がみんなヒールすぎる…》
といった、シナリオの好き嫌い以前に、目黒がいかに重要な存在だったことが分かるコメントが多く寄せられている。
前出の芸能プロ関係者は続ける。
「また『いち花』は『silent』に比べると、しっかりテレビの前に腰を据えない“ながら見”がしやすい作品である、というのも影響しているかもしれません。
『silent』は、川口さん演じる主人公の青羽紬と若年発症型両側性感音難聴を患った佐倉想(目黒)との恋愛を描く作品だったため、“手話”が多用されていて、画面の字幕をちゃんと見ないと視聴者は内容を把握できなかった。
それに比べると『いち花』はじっくりと視聴する人が減ってしまったのかな、と考えられます。もちろん『いち花』も表情の変化や情景など、ちゃんと見ないと伝わらない演出も多いですが……」
目黒の不在に手話。そして――。
「やはり、『いち花』は“恋愛ドラマ”でないのがリアタイ離れの最大の要因でしょう。『いち花』は、単純な恋愛ドラマではないことがファンから評価されているし、男女の友情やレッテル貼りなど社会問題に一石を投じる、深く考えさせるドラマです。
一方で、普段そこまでドラマを積極的に見ない、話題作を追う程度のドラマ好きな人は、わかりやすい恋愛ドラマの方が刺さりますよね。
『silent』のような恋愛ドラマを期待して1話を見たら、思っていたのと違った――そんな人もいるようです」(前同)