11月12日に松本潤(39)主演のNHK大河ドラマどうする家康』の第43回「関ヶ原の戦い」が放送される。

 11月5日には第42回「天下分け目」が放送され、日本シリーズの優勝が決まる第7戦の裏だったものの、平均世帯視聴率が10.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と2桁をキープ。だが、これが致命的な状態を示しているようだ。

 第42回の内容は以下。鳥居元忠(音尾琢真/47)に伏見城の留守を任せ、上杉征伐に向かう家康(松本)のもとに、石田三成(中村七之助/40)挙兵の知らせが届いた。さらに、家康を断罪する書状が出回ったり、大坂はすでに乗っ取られたなど、不穏な知らせも舞い込んできて、徳川勢は動揺する。

 軍議・小山評定が開かれ、西国大名の多くが三成につく中、家康は上杉討伐を取りやめて西に引き返すと宣言。しかし、ここにいる多くの者は大阪に妻子が囚われている。そのことは申し訳ないと詫びる。そして、初陣となる秀忠(森崎ウィン/33) に自身の3万の兵を預け、信濃の真田昌幸(佐藤浩市/62)攻略を命じる。

 一方、伏見城は三成の大軍に囲まれ、元忠は千代(古川琴音/27)ともに最期を迎える。江戸に伏見城落城と元忠討死の知らせが入ると、家康は「この戦は、自分と三成、どちらが多く味方をつけるかで決まる」とし、各国大名に応援を働きかけるため、腕が折れるまで一通でも多く書状を書くと決意し……という展開。

 視聴者のX(ツイッター)上の反響は、《元忠と千代が最期を迎えるシーンがよかった。天下を獲って戦なき世を作る、その道程を歩む家康と家臣、とりまく群像を活き活きと描いておられる》《女性の描き方が秀逸。みなそれぞれ自分の意志で動き生き生きとしている。感情表現も豊かで見ていて共感が持てる》などの称賛の声が。