■「石田三成の柿」は松本の意見でカットされていた?
なぜ、『どうする家康』では石田三成の柿の話が描かれなかったか――ワイドショー関係者は話す。
「“石田三成の柿”は、実は台本の段階で存在していたのが、主演の松本さんの意見でリハーサルでボツになった、と10月12日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で報じられていましたね。松本さんが“そんな気分じゃないんだけど”と言いだして、三成役の七之助さんが“いいよ。その台詞、言わないよ”と折れたと記事では報じています。放送を見るに、ストーリー的にはその通りになっていましたね」
『文春』は、松本が大河の撮影現場で横柄な態度、横暴なパワハラ的行為をしていたという話をスクープ報道。柿の件以外でも、脚本に意見して共演者のセリフを横取りしたり、小道具を変更させたり、自分の台詞を赤字で加筆させたりした話を「大河脚本を改悪」という見出しで報じていた。
「“改悪”となってはいけないですが……脚本に主演が口出しするのは、特段におかしいことではないんです。というのも、大河ドラマに限らず、連続ドラマで主演クラスの俳優が台本に赤を入れる、修正するのはよくある話なんです。
『どうする家康』でも、松本さんが出演しないシーンにも赤字は入っていたといいますからね。そういう意味では、松本さんの行為が非常識な感じで捉えられるのは可哀相なところはあります。
今回の柿の話も、視聴者の反応からカットは正解だった、とも言えるのかもしれません」(前同)
一方、松本が脚本に意見したのが影響したかは別にして、『どうする家康』が視聴率方面で苦戦しているのは事実。このままでは、2019年放送の中村勘九郎さん(42)と俳優の阿部サダヲさん(53)のダブル主演作『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』の8.2%に次ぐ、大河ワースト2位の低視聴率となってしまいそうだ。
「前半から脚本や演出、CGの拙さなどにも批判が出ていて不調でしたが、終盤の現在もそれを払しょくできない状況です。CGのクオリティは、『関ヶ原の戦い』のシーンでも相変わらずでした。
10月31日発売の『女性自身』(光文社)は松本さんの依頼で小栗旬さん(40)が『どうする家康』の最終回に出演すると報じられていますが、最終回だけ良くても焼け石に水でしょう。俳優・松本潤のキャリアに“大河ドラマ視聴率ワースト2位”のネガティブなレッテルが残るのは、避けられなさそうですね……」(前同)
劇中では天下を取った松潤・家康だが、現実の世界ではなかなか厳しいようだ……。