11月15日、小池栄子(42)主演の『コタツがない家』(日本テレビ系、水曜夜10時)の第5話が放送される。

 11月8日放送の第4話は、平均世帯視聴率が6.0%(すべてビデオリサーチ調べ/関東地区)と、『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系、月曜夜9時)や『いちばんすきな花』(TBS系、木曜夜10時)など、豪華キャストをそろえた話題作が苦戦する中、手堅く数字を伸ばしている。

 第4話「母の仕事 子知らず」の内容は以下。息子・順基(HiHiJets作間龍斗/21)が指定校推薦の面接で、わざと挑発的な態度をとって不合格となった。万里江(小池)は、家族がそろった食卓で順基を問い詰めるが、「自分を偽って面接官にウソをつけってこと?」と、開き直られてしまう。

 そこで万里江が、浪人させるお金はないと告げると、順基は「金ならあるよ」と言い出し、お金がなくて家にいるはずの万里江の父・達男(小林薫/72)の通帳に、700万円の貯金があるのを目撃したと暴露。騒然となる深堀家だが、夫・悠作(吉岡秀隆/53)の携帯電話が突然鳴りだし、浮気疑惑まで勃発する。

 たび重なる家庭内の問題に疲れ果てた万里江だったが、母・清美(高橋惠子/68)に励まされ、気持ちを入れ替えて順基の浪人を許すことを決意。しかし、順基は大学受験はしないと言い出したうえ、小学校時代から仕事が忙しく、学校の行事に参加してくれなかった万里江への不満を爆発させ……という展開。

 視聴者のX(ツイッター)上の反響は、《厳しくしても、ほっといても文句言うんだよ子どもっていうのは。それでも、ずっと見守り続けていくしかないんだよなぁ》《次から次へと何も解決すらしてないのに面倒ばっかり転がり込んでくる。このドラマみてると自分だけじゃないのねと思えて元気出るわ》など、共感と称賛の声が多かった。

 毎回、スッキリした解決に至らず、次から次へと問題が起こるスタイルは、令和の『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系、1990年~)とも言われている。今の時代に、王道のホームドラマが受けるとは意外だが――。