■“絶妙にデリカシーが欠けた”柏木学生を打ち消すキャラ登場!

 柏木は典型的な、“最初はツンツンしていたのが徐々にカドが取れて打ち解けていくエリート学生”というキャラクターだった。

 しかし、“集中しないといけない試験の前日に告白をする””風邪を引いた舞への差し入れがゆっくり食べられない棒アイス”など、絶妙にデリカシーに欠ける行動を連発。舞が交際を受け入れた際も、視聴者からは「ルックス以外に付き合いたくなる要素がない」「何で舞が好きになったのか分からない」と総ツッコミを喰らう始末だった。

「さらに“航空学校編”が終了すると、遠距離恋愛という設定で出番が激減しました。最終的には経営難に陥った実家の工場を建て直したい舞を“今、パイロットを諦めたらきっと後悔する”と説得するも、第71回(1月13日放送)で破局。そのまま“退場”となりました。

 お互いの意思を尊重した破局なので後腐れはなかったものの、結果的に柏木はシナリオの本筋にいっさい影響のない浮いた存在のようになってしまい、“何で登場させた?”といった声も上がるなど、目黒さん的には良いイメージではない、ある意味“黒歴史”とも言えそうな評価が定着しつつあったんです」(前出の女性誌編集者)

 しかし、そんな柏木がここにきて視聴者から再評価され始めているというのだ。

山下美月さん(23)演じる主人公の舞の友人である久留美に、中川大輔さん(25)演じる医師・八神というエリートの婚約者ができたのですが、この八神がとことんダメな男として描かれていて……。第82回(1月30日放送)以降の彼の言動の酷さで、決定的に久留美からも、そして視聴者からも嫌われてしまったんです。

 そして相対的に、別れ方が誠実で人柄もまだ善良だった柏木の株が上がる事態が起きていると」(前同)