SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)が11月17日までに公式サイトを更新し、井ノ原快彦(47)が代表取締役社長を務める「株式会社ジャニーズアイランド」が、社名を「株式会社Annex」に変更したことを発表した。
ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受け、旧ジャニーズの東山紀之社長(57)は10月2日の会見で「ジャニーズとつくものはなくなります」と明言。「ジャニーズ」の名を冠した社名やグループ名はすべて廃止、変更される方向で動いていたが、旧ジャニーズ事務所のグループ会社で社名を変更したのは「Annex」で5社目である。
11月18日時点でAnnex以外のジャニー氏の名前に由来する関連グループは、「ジャニーズ・ミュージックカンパニー」が「グルーヴ・ミュージックカンパニー」に、「ジャニーズ出版」が「ブライト・ノート・ミュージック」に、「ジェイベース」が「Merch Company」に、「ジェイステーション」が「NEXTPART」に、それぞれ変更されている。
レコード会社「ジェイ・ストーム」も、2024年1月1日より社名を「ストームレーベルズ」に変更することが発表されている。
タレントの名称も「ジャニーズJr.」は「ジュニア」、「ジャニーズWEST」は「WEST.」に変更し、「関ジャニ∞」も改名予定。ファンクラブ「ジャニーズファミリークラブ」は「ファミリークラブ」に。東山の表明通り、徹底した「ジャニーズ全消去」が行なわれているように見えるが――。
芸能プロ関係者は、
「実は、ジャニー氏の名を冠していながらも“超タブー”な存在になってしまっていて、手が出せない会社が1社あるんですよ……」
と話し、こう続ける。
「表向きは全く機能していない『ジェイ・ドリーム』という関連会社がそのまま残っているんです。もともと、ジャニー氏が代表取締役社長、元SMAPチーフマネージャーで現在CULEN代表のI氏が取締役を務める映像制作会社として2005年に設立された会社なんですが、この会社が2つの理由により、極めてアンタッチャブルな存在になってしまい、社名変更も含めてうかつに手が出せない状態だといいますね」