■I氏サイドも触れられたくない!?

 そして、ジェイ・ドリームがタブーな理由の2つ目は、I氏サイドにあるという。

「I氏サイドも、ジェイ・ドリームには触れてほしくないといいますね。というのも、解散騒動後、I氏と旧ジャニーズ事務所の関係は切れていますが、ここでジェイ・ドリームに関する話し合いをするとなったら、再びI氏と旧ジャニーズ事務所の間の関係性に注目が集まってしまう。ジェイ・ドリームが解散となり、SMAPメンバーにもお金が渡る、そうした展開になれば大きく報道されてしまうでしょう。

 そうなると、ジャニー氏の件でI氏の“説明責任”議論が巻き起こってしまうかもしれない、と……」(前出の芸能プロ関係者)

 I氏はジャニー氏が加害行為を行なっていた時代に、旧ジャニーズ事務所でSMAPを筆頭に多くのタレントのマネジメント、プロデュースを行なっていた。I氏は、ジャニー氏やジュリー氏など創業家とは遠く離れた存在だったと言われているが、

《当時の取締役としてジュリーさんが謝罪するなら当時、Jr.を管轄して取締役だった新しい地図の社長のIさんも説明責任と謝罪必要だよねw》
《タッキーとIさんには説明責任あるよね?一番知ってる人達じゃない》
《滝沢さんIさん当時のジャニーズ事務所を知っている方達の説明責任等が議論されない事は異常だと思う》

 と、同じく旧ジャニーズ事務所から独立した滝沢秀明氏(41)ともども、説明責任を求める声は多い。

「現在は沈黙を貫いているI氏ですが、ジェイ・ドリームの話が大事になり、大きな話題になってしまうと苦しい立場になると考えている、と言われていますね。だから、I氏サイドも同社には触れてほしくないと。

 そのため、ジェイ・ドリームは清算して畳むこともできず、そもそも触れないから社名変更もできないと。幽霊会社を社名変更するのもおかしな話ですが。そうして、同社はアンタッチャブルな存在として、現在も残り続けてしまっていて、その状態は今後も続きそうだということですね……」(前同)

 あまりにもタブーな幽霊会社「ジェイ・ドリーム」――東山が宣言した「ジャニーズ全消去」が叶うことはないのかもしれない。