■錦戸がふたたび“ダメ男”を演じる?

 恭二(錦戸)は根は善人で、アーティストなのは噓ではなく自分の工房は持っているが、発言もポエミーなようで微妙に薄っぺらく、典型的な“ヒモ男”。街中で一度ぶつかったゆい(仲)に興味を持った理由が“ぶつかった後にパチンコで大勝ちして縁起が良い女神だから”という時点で、すでにどうしようもない。

 恭二のダメっぷりはゆいも視聴者も理解はしているのだが、演じる錦戸の魔性の魅力に当てられてしまい、“沼落ち”するファンが続出したのだ。

※画像はネットフリックスの公式X『@NetflixJP』より

 恭二の人物像を錦戸はこう語っていた。

《言いたいことを言って、やりたいことをやる。もしかしたら自分勝手に見えるかもしれないですが、自分というものを一番大事にしているという印象でした》(6月28日配信の『音楽ナタリー』)

 脚本を担当した宮藤氏は、

《私よりも上の世代の、全共闘の男みたいな感じ》(6月23日配信の『GQ』)

 と、評している。

「ちょっとだらしない感じにセットされたロングヘアーとあごヒゲも恭二のキャラにマッチしていて、フェロモンがだだ漏れ状態でしたね。もしかすると、このキャラがあまりにも素晴らしくて、それがフジテレビのドラマ関係者の目に留まり、錦戸さんを婚活ドラマに起用したくなったのかも……という気もしてきます。

 錦戸さんが10月にヘアスタイルを変えたことで、多くのファンがより、“俳優・錦戸亮”の地上波ドラマ復活に期待をしていますよ」(前出の制作会社関係者)

 ダメ男、ワルい男にも多くのパターンがある。今の錦戸ならそれを、溢れ出る色気とともに見事に演じられそうだが、果たしてフジテレビドラマへの復帰はなるか!?