■東京ドームコンサート“嵐の穴”を埋めるのは――

「旧ジャニーズ事務所としては、今も実数で200万人台半ば~後半のファンクラブ会員を抱えると言われる嵐は重要な稼ぎ頭。その会費は年間4000円(税込)で、グループとしての稼働はないのに、ファンクラブビジネスだけでざっと毎年100億円ほどの売上が確保できる。事務所にしてみれば、嵐はどのグループよりもコストがかからない“おいしいグループ”なのです。

 とはいえ、これ以上何も活動しないままに会員を引き止めるのは難しい。だからこそ、25周年のアニバーサリーコンサートくらいは開催して“嵐は終わっていない”という印象を植えつけたかったはず。ここで強い印象を残しておけば、向こう5年くらいグループとしての活動が滞ったとしても、それなりの数のファンが残るでしょうからね」(スポーツ紙記者)

 しかし、ジャニー氏の問題が取り沙汰されると、今後について嵐内部でのスタンスの違いが明らかに。活動方針の違いを鑑みるに前出のスポーツ紙記者は、

「各々の今後の活動スタンスに違いがあるんです。事務所から独立する者もいれば残るメンバーもいる。グループとしての足並みがそろっておらず、このままでは嵐25周年コンサートは実現不可能。計画は完全に消えましたね」

 と話す。

「しかし、嵐のアニバーサリーライブの会場となるはずであった東京ドームはすでに6日間を予約済みですよね。費用の問題、そして東京ドームとの関係性のところから考えても、何らかのコンサートを開催する必要がある。

 現実的には別のグループがその穴を埋めることになりますが、その筆頭候補とされているのが関ジャニ∞なんです。ジャニー氏の問題を受けて改名することも発表している関ジャニ∞ですが、 嵐と同世代で関係性も深く仲が良い。

 松本潤さん(40)は大倉忠義さん(38)と一緒に舞台を観に行く間柄だと言いますし、横山裕(42)さんと相葉雅紀さん(40)はJr.時代から家族ぐるみでの付き合いがあり、互いの家でお泊りをする仲。そんな関ジャニ∞改名後の第一歩が東京ドーム公演になる可能性もささやかれています」(前出の民放キー局関係者)