■白羽の矢が立つHey!Say!JUMPの「重大不安要素」

 東京ドームコンサートが6日間という長丁場ということで、複数のグループを出演させる話もあり、関ジャニ∞以外にはHey!Say!JUMPも有力候補だという。

 Hey!Say!JUMPは昨22年から今年にかけて4大ドームツアー『Hey!Say!JUMP 15thAnniversary LIVETOUR 2022−2023』を開催、さらに今年の年末から24年にかけても同じく4大ドームツアー『Hey!Say!JUMP LIVETOUR 2023→2024 PULL UP!』を開催し、ドーム実績があるのは間違いない。

「嵐の代役としては適切であるかのようにも思えますが、関ジャニ∞もHey!Say!JUMPも正直“旬”な楽曲が多いわけではない。彼らだけで6日間の東京ドーム公演を乗り切るのは厳しいでしょう」(前出の民放キー局関係者)

 さらに心配な部分もあるという。「Hey!Say!JUMP内で随一の人気を誇る山田涼介さん(30)にも、独立が取り沙汰されている」(前同)というのだ。

「山田さんは、二宮さんとともにYouTube『ジャニのチャンネル』で活動していますからね。二宮さんに影響を受けている部分も少なくない。

 先の10月、ファンクラブ会員向けのブログで《皆がそれぞれ明るい未来に進めるようにメンバー全員でしっかりと話し合いを重ねていきたい》と綴り、メンバーが異なる道へ向かっているような現状を示唆している、と噂されたこともあります。

 しかも、現在の旧ジャニーズ事務所は、俳優として実績のあるタレントがどんどん独立している。クリント・イーストウッド(93)が監督を務めた映画『硫黄島からの手紙』(06年)にも出演した二宮さんはもとより、11月20日をもって独立した生田斗真さん(39)、11月30日で独立する岡田准一さん(43)らがそれに該当します。

 ドラマや映画に引っ張りだこの山田さんも、独立するのでは、と目されるメンバーのひとりです。もし山田さんが独立すれば、その他のメンバーが追随する可能性もゼロではない。すると、嵐と同様にグループでの活動も難しくなってくる。

 独立するメンバーが出るとすれば、そもそも来年11月までグループの形が保たれているかどうかも怪しい。しかし、大箱の東京ドーム公演がHey!Say!JUMPなしで成立するとは思えない。もちろん、Snow ManやSixTONESもいるでしょうが……そういう意味では、来年11月のドームコンサートは空席の危機とも言えるでしょうね」(同)

 一連の騒動で大ダメージを受け、前出のワイドショー関係者は「すでに数十人のスタッフが退社している」と明かすなど、壊滅状態の旧ジャニーズ事務所。嵐不在の東京ドーム公演を埋めるには各グループの協力が必須だが、不安材料は山積み。この危機を前に、新会社はどう対処するつもりなのだろうか――。