いよいよ「ネットの爆弾男」の終焉が迫ってきているのだろうか――。

 国会への欠席を続けているNHK党のガーシー参院議員(51)に対し、尾辻秀久参院議長(82)が1月30日、出席を求める「招状」を発出した。

 1949年の特別国会で松平恒雄参院議長が欠席を続けた4議員に出して以来74年ぶりのことで、史上2例目となった。

 国会法によると、議員が「招状」を受け取ってから7日以内に理由なく出席しない場合、議長が懲罰委員会に付すと定める。ガーシー氏が欠席を続ければ、懲罰委員会に付託され、除名や一定期間の登院停止、公開議場での陳謝といった処分が検討される見通しだという。

 UAE・ドバイに滞在中のガーシー氏は1月中の登院は難しいものの、3月上旬に帰国して国会に出席したいという旨の書面を提出していた。

「処分が下される可能性が濃厚視されていますが、同時に逮捕も時間の問題だと言われています」(夕刊紙記者)

 ガーシー氏を巡っては、芸能人の暴露話をYouTubeや動画投稿サイトに発信した内容について、複数の著名人らが脅迫や名誉毀損に当たるとして告訴状を提出し、警視庁が受理して捜査を進めている。1月11日には、ガーシー氏の関係者の自宅など数か所に、警視庁による家宅捜索が入った。

「連ドラで主演を何度も務めたこともあるトップ俳優や実業家、さらにあるIT企業が法人として告訴状を提出したとも報じられていますが、常習的脅迫、名誉毀損、威力業務妨害などの疑いで捜査が進められています。

 ガーシー氏が日本に帰国した瞬間にも即逮捕するような体制で、当局や議会は水面下で調整を行なっていると聞こえていています」(前同)

■劇団ひとりの「ガーシーぶっこみ」

 そんなガーシー氏が2月1日、自身のインスタグラムを更新して劇団ひとり(46)を絶賛した。

 1月29日放送のバラエティ番組『ゴタクを並べてワッハッハ』(日本テレビ系)では「先輩からの食事の誘いを上手に断るためにはどんなLINEの文面がいいか」という話題に。

 これに劇団ひとりは、「その日、断ったうえに今後も二度と誘われないやつ」として「あ、その日、ガーシーさんと飯行くんですよ。また誘って下さい!」と回答し、スタジオの笑いを誘った。

 ガーシー氏はこれを受け、インスタに「なんか嫁さんの事もゆうたのにさすがやなーって痛感するわ すんませんでしたー」と投稿。さらに「この人やっぱすごいよなー ほんまに対談していたいわー 器量が大きすぎる 日本帰ったらぜひオファーください」と綴った。

「ひとりさんは、ガーシー氏が“暴露系YouTuber”として存在感を示し始めたかなり初期にも、テレビでいち早くガーシー氏の話題を出していましたからね」(お笑いプロ関係者)