気づけば今年もあと1か月。年の瀬を迎え、テレビ各局の年末番組のラインナップが続々と発表されている。

 日本テレビでは大晦日に『日本テレビ開局70年特別番組 笑って年越し!THE 笑(ワラ)晦日』を放送。TBSでは、中居正広(51)がMCで、今年3月に野球の日本代表が世界一となった『WBC』を、エンゼルス・大谷翔平選手(29)の貴重な初出し映像などを交えて振り返る『WBC2023 大晦日・生放送スペシャル(仮)』を放送予定だ。

※画像はTBSの公式X(ツイッター)『@tbs_pr』より

「大晦日と元日。各テレビ局にとって重要なかきいれどきです。年末年始は老若男女問わず、家でゆっくりテレビを見る人が多く、特に大晦日と元日はそうですよね。超豪華な大型特番を放送することで、CMスポンサーから単価の高い“良いCM”を入れてもらえますからね。

 そのため、年末年始は各局がそれぞれ看板コンテンツを用意しているわけですが、実はCM単価が断トツで突出している番組があるんですよ」

 そう話すのは、バラエティ番組制作会社関係者だ。そしてこう続ける。

「気になる年末年始番組のCM単価ですが、たとえば、2019年から大晦日特番で放送されている『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)。俳優の石原良純(61)、タレントの長嶋一茂(57)、ヴァイオリニストでタレントの高嶋ちさ子(55)がメインの同特番のCM単価は、30秒につき500万円から600万円と言われています」

 フジテレビが毎年1月1日の朝7時から放送している『新春!爆笑ヒットパレード』も、500万円程度だという。朝早い時間帯ではあるが、元旦で家にいる人が多いため、やはり単価は高くなっている。

 TBSで1959年から大晦日に放送され、2006年以降は12月30日に放送されている『輝く!日本レコード大賞』は伝統もありブランド力もあるが、CM単価は30秒につき「800万円から1000万円」(前同)だという。

 さすが『レコ大』という高価格だが、これを優に超えるという新年番組とは――。