1月31日に放送されたNHKドラマ『大奥』の第4話。徳川幕府3代目将軍の徳川家光を堀田真由(24)、家光の側室である万里小路有功(までのこうじありこと)を福士蒼汰(29)が演じているが、その悲しく胸が詰まるような内容が話題になっている。

『大奥』は少女漫画誌『MELODY』(白泉社)で連載された、漫画家・よしながふみの作品で、2004年〜2021年までの17年間に渡る長期連載。全19巻の発行部数は累計600万部で、2009年の手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した名作だ。

 物語は、男女が逆転したパラレルワールドでの江戸時代の徳川将軍家の大奥を舞台にしている。

「第4話では、堀田さん演じる家光と、福士さん演じる有功が前回のラストではいよいよ結ばれ、ラブラブな毎日を送る中、有功に子種がないため2人の間に世継ぎが作れないことが発覚。そこで斉藤由貴さん(56)演じる春日局が、家光の新たな相手として濱尾ノリタカさん(23)演じる捨蔵を大奥に呼び寄せるという展開に。

 これを聞いた有功は激しく乱れ涙するも、そんな感情を抑えながら、捨蔵が初めて家光の相手をする前に“この世で1番美しく、尊いお方にお仕えしている。そう心して励むことだ”と言葉をかける。このシーンでは、福士さんのとんでもない繊細な演技が絶賛されていましたね」(芸能誌記者)

 その結果、家光は捨蔵との間に子供を授かり出産し、母になるという展開となった。

 この悲しすぎるお話に、SNSでは、

《キツイな〜、子が恵まれなくて耐える有功も心に留めて置けなく荒れてしまった》
《理不尽に修羅の世界に連れてこられた幼き娘と若き僧。傷付きながら互いに身を寄せ心通わし、それぞれの道を選び成長していく姿と、役者福士さん、堀田さんが難役に挑み、互いに共鳴しながら演技を高め合っている姿とがシンクロして、物語以上の感動を味わってます》
《「殺してください」が原作超え!福士蒼汰の有功の心の痛さがすごくて泣いた泣いた…》
《福士蒼汰・・・・うつくしすぎる・・・》
《大奥 は物語が奇想天外なのに、出演者・セット・衣装が大河ドラマレベルなので、説得力が半端ない。NHKのフルパワーでパラレルワールドSF時代劇を観せてもらえるとは、本当に良い時代になったものだ》
《地獄を煮詰めたようなお話だって知ってたけどさ。でももう、ホントじゅうぶん涙 心から、本当に救われてほしい》
《漫画原作で男女逆転の大奥ってただのトンデモ時代劇かと思ってたら大間違いだった。笑いを誘うようなシーンは一切なく、物悲しい女将軍の機微を繊細に描いている。特に有功役福士蒼汰の抑えた演技が素晴らしい》

 と、福士の熱演への絶賛コメントがあふれていた。