■TOBEはスポンサーつきのYouTube番組までスタート

 Annexが苦戦している一方で、TOBEの勢いと、IMP.の推されぶりは止まらない。11月25日にはTOBEの公式YouTubeチャンネルで同事務所の所属タレントが一堂に会したYouTubeチャンネル『とべばん』がスタート。IMP.、三宅健(44)、北山宏光(38)、Number_i平野紫耀(26)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)の12人がスタジオトークを繰り広げる番組だったが、

「IMP.は回転寿司チェーン店のスシローと、化粧品メーカーKOSE(コーセー)の店舗をメンバーがそれぞれ訪れてお店を紹介するロケ企画を任さていたり、それに関連してトークパートではNumber_iや北山さん、三宅さんにイジってもらったりと、非常に目立っていました。若手タレントを、実力のある先輩が盛り上げようとしている感じでしたね」(前出のワイドショー関係者)

※画像は『スシロー』の公式X『@akindosushiroco』より

 また、『とべばん』の初回放送はスシローとコーセーという大手企業2社がスポンサーになっていた。コーセーは抽選プレゼントとして『とべばん×コーセー TOBE厳選コスメセット』を紹介し、スシローはコラボメニュー『TOBE厳選!とべばん3貫盛り』を2024年1月から全国のスシローで販売予定だと発表してる。

「スシローとコーセーに限らず、YouTubeチャンネルにお金を払うスポンサー企業はいまや珍しくない。今後も、多くの広告案件が舞い込んでくることでしょう。

 そして、そんな勢いのあるTOBEでデビューさせてもらえたうえ、いきなり『ベストアーティスト』にも出演させてもらえるIMP.を見ていたら、移籍を考えたくなるジュニアが出るのは当然ですよね。現時点ではどう考えても、デビューができなくて、強い逆風が吹く旧ジャニーズにいるよりも、TOBEに移った方が、デビューして売れる可能性がある。

 加えて、旧ジャニーズ事務所は11月中にエージェント契約を行なう新会社を立ち上げると発表していましたが、これも続報が聞こえてきていない。『ベストアーティスト』のIMP.出演で、旧ジャニーズ事務所に見切りをつけ、退所、移籍を考えるジュニアの動きが再度過熱しても、おかしくはありませんね……」(前同)

 自分たちよりも人気がなかったIMP.の大出世――それが眩しく見えるのは仕方のないことだろう。旧ジャニーズの激動は、まだまだ続きそうだ――。