■「フジの木曜は死んでいる」

 フジテレビの木曜19時からは相葉雅紀(40)がMCを務める『木7◎×部』、20時からはオードリーハライチがMCを、元テレビ東京の佐久間宣行氏(48)がプロデューサーを担当する『オドオド×ハラハラ』、21時からはバカリズム(48)がMCを務める『私のバカせまい史』が放送されている。

「それぞれ内容は置いておいて、視聴率がまったく取れていないんです。23日ですと『木7◎×部』のコアが1.9%、『オドオド×ハラハラ』が1.5%、『私のバカせまい史』が2.1%でしたからね。

 マニアックな内容の『私のバカせまい史』は固定ファンがついていて数字が微増しますが、19時台と20時台は特にかなり厳しい。バラエティ関係者からは“フジの木曜は死んでいる”という声も出るほどです。

『いちばんすきな花』にも低視聴率の原因はあるにせよ、多くの視聴者がフジにチャンネルを合わせることなくドラマがスタートすることになり、まったく援護がない、と指摘されているんです」(前出の制作会社関係者)

※画像は『木7◎×部』の公式X(ツイッター)『@moku7marubatsu』より

 11月23日、日本テレビでは19時から『THE突破ファイル』の2時間SPが放送され、コア視聴率5.4%、TBSでは20時から『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』が放送され、コア3.6%だったという。

「『突破ファイル』を受けてスタートした『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)のコアは5.0%、『モニタリング』を受けてスタートした『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)のコアは2.8%と、しっかり後番組にバトンをつないでいるんです。

 ところがフジはそれができていない。木曜に限らず、フジのバラエティ全般の調子が悪いのですが、10月クールにフジ上層部が賭けていた『いちばんすきな花』は、盛り上がりがないまま最終回に向かっている感じですよね……」(前同)

『silent』は近年のテレビ史に残る作品となったが、『すき花』のここからの浮上の目はあるのか――。