ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題で凋落してしまった旧ジャニーズ事務所(現『SMILE-UP.』)。CM降板ドミノや、退所ラッシュ、『NHK紅白歌合戦』に所属グループが1組も出演しないことが発表されたりと、逆風続きで暗い話は絶えない。

「そんな厳しい状況ですが、逆にSnow Manに限ってはポジティブな話が目立ちます。すでに大晦日にはファンのために生配信『Snow Man Special Live~みんなと楽しむ大晦日!~』を行なうことが発表されています。

 そして、9月6日発売の9thシングル『Dangerholic』が初週86.9万枚を売り上げたことで、「オリコン週間シングルランキング」の8作連続シングル1位記録と、男性アーティスト史上初となる通算6作目の初週売上80万枚超えを達成するなど、グループ活動は絶好調。個人の仕事も、特にドラマ・映画のオファーが充実しています」(女性誌編集者)

 2024年1月クール、Snow Manは映画も含めると9人中5人、過半数のメンバーの主演、出演作が発表されている。

 まず、渡辺翔太(31)が日本テレビ系の「シンドラ」枠(月曜深夜0時59分~)放送の『先生さようなら』、岩本照(30)がテレビ朝日系の「オシドラサタデー」枠(土曜午後11時~)のドラマ『恋する警護24時』にそれぞれ主演。

 ほかにも、フジテレビ系「火ドラ★イレブン」枠(火曜11時~)で放送されるSexy Zone中島健人(29)が主演する『リビングの松永さん』に向井康二(29)、2月公開予定の土屋太鳳(28)主演のサスペンススリラー映画『マッチング』に佐久間大介(31)が出演する。佐久間はすでに撮影が終わっているが、公開のタイミングでは番宣活動で忙しくなるだろう。

「スポンサーへの配慮もあり、旧ジャニーズタレントの起用を渋る番組もありますが、それを差し引いてもSnow Manの人気は圧倒的。スタイル抜群でルックスはもちろんいいし、下積みの長さからチャンスにどん欲で、バラエティ番組にめちゃくちゃ強く、好感度も高い。彼らならいいか、と言わんばかりに仕事が集中しています。

 グループの人気が上昇し、個人仕事が多忙になるのはまさに理想的ですよね。ですが……超売れっ子になったばかりに、想定外のジレンマに苦しめられているところがあるんですよね」(制作会社関係者)

 Snow Manの、グループとしてのテレビでの主戦場は冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)だ。『それスノ』は3年前の2020年3月に単発特番でスタートし、日曜昼の地上波レギュラー番組になったのが2021年4月。現在の金曜ゴールデン(午後8時)に“出世”したのは今年4月28日と、まだまだ歴史は浅い番組だ。

※画像は『それSnowManにやらせて下さい』の公式X(ツイッター)『@sore_snowman』より

 TBSはSnow Manが本格的に売れ始める前から『それスノ』を放送したり、バラエティ番組『ラヴィット!』や『アイ・アム・冒険少年』にSnow Manメンバーを起用したりと、いわゆる青田買いを行なっていた。Snow Manが大人気グループへと成長したことで、『それスノ』のゴールデン進出へと舵を切ったと思われるが、現在、『それスノ』は視聴率で苦戦し続けているという。