■映画は不評でも、高橋には絶大な期待が寄せられている

 しかし、高橋が2019年に主人公・“飛電或人(ひでん・あると)/仮面ライダーゼロワン”を演じた作品『仮面ライダーゼロワン』を知っている特撮ファンからは、

《西片役の高橋文哉と言えば特撮クラスタ的には飛電或人役を演じ切ったあの高橋文哉なので凄いんですよ安心感が...!》
《或人社長なのねリアクションの良さが既に約束されている》
《高橋文哉くんが西片やるのか。動揺したり慌てふためく姿がなぜか容易に想像できる。ゼロワンは偉大》

 と、信頼を寄せるアツい声も多く寄せられているのだ。

“令和の1号ライダー”である『ゼロワン』終了から4年。すっかり人気俳優になった高橋は今、温厚だったり、ツンツンしていたりと違いはあるが、女性を胸キュンさせる正統派イケメンの役が増えた。

※画像は『交換ウソ日記』の公式X『@koukan_usonikki』より

 ラブコメ作品では22年10月クール放送の本田翼(31)主演の連続ドラマ『君の花になる』(TBS系)で、若さと青さが残る「一匹ワンちゃん」の佐神弾を演じたり、7月7日公開の主演映画『交換ウソ日記』では、学校イチの人気者男子・瀬戸山潤を演じたり。

 現在放送中の主演ドラマ『フェルマーの料理』(TBS系)は恋愛ドラマではないが、やはり温厚な役だ。当時を知らない高橋ファンは、「仮面ライダー俳優」の肩書きと高橋のビジュアルから、『ゼロワン』で演じていたのもクセのない王道の主人公だと考える人も多いだろう。

 しかし、その正体――高橋が『ゼロワン』で演じていた飛電或人は、歴代屈指の“残念イケメン”。現在の高橋からは想像できないくらい騒がしく、悪く言えばちょっと鬱陶しいまである元お笑い芸人というキャラだった。