■売掛金制度撤廃を表明したローランドは歌舞伎町で孤立気味!?

 この状況に危険を感じているのが、今や地上波番組にも進出し、カリスマホストとして知られるローランド(31)だ。前出のホストクラブ事情に明るい関係者が言う。

「11月17日に自身のXで、運営するホストクラブの売掛金を禁止することを表明。売掛金制度による、高額請求が社会問題化していることを深刻に受け止めての判断だといいます」

※画像はROLAND(ローランド)の公式X(旧ツイッター)『@roland_0fficial』より

 連日、テレビに出演する芸能人ですら闇営業や不倫騒動に気を遣い、コンプライアンスを意識する昨今。ローランドとて他人事ではないということか。しかし、そんなローランドの姿勢に歌舞伎町で働く多くのホストは首を傾げているという。

「歌舞伎町は村社会。売掛制度が社会問題になった瞬間に、制度の撤廃を発表したローランドさんの姿勢を快く思わない人間も多い。“テレビに出ているからって潔白を気取りやがって”ということです。

 ホストの多くは継続的な利益のために売掛金制度をなくしたくないのが本音。制度を撤廃するにしても、横並びで歌舞伎町にあるホストクラブ全店が一斉に制度を廃止したかった。捜査当局が本腰を入れない限り、ホストクラブを入り口に夜の街へと足を踏み入れる女性は絶えないでしょう」

 欲望渦巻く歌舞伎町。男女の人間交差点となってきた不夜城は今、大きな分岐点を迎えようとしている。